FOXスポーツは、116回目を迎える全米オープンゴルフの模様を6月16日から3日間、236時間の中継と共にFOX Sports GOで110時間のライブ配信を行う。同配信では、中継に加えて2度目のVRライブ配信も実施する。
VRライブは昨年に引き続き、FOXスポーツラボがパートナーシップを組んでいるNextVRの技術を採用。FOXでは、Daytona 500やプレミア・ボクシング・チャンピオンズのタイトルといったスポーツ中継の機会にVRライブ配信を行った実績がある。
4月に行われた2016 BIG EAST男子バスケットボールトーナメントの準決勝と決勝戦でもFOXスポーツがVRライブを行っている
同配信では、選んだ4ホールにVRカメラを設置し、視聴者側で視聴先場所を選べるようにした。ホール9、17、18ではティーボックスとグリーンを見渡せる位置にカメラを設置し、また移動カメラでホール10から12へ移動するような体験ができるという。昨年同様にライブスコアのPinPといったリアルタイムグラフィックも組み込まれるようだ。
昨年の全米オープンゴルフ時のVRコンテンツ
ライブに加えて、選手達の練習の様子と、オークモントの歴史と2分間のゴルフテクニックを加えたVODも提供する。また、これらのVR配信には、スポンサー企業としてレクサスが入った。
昨年は、競技開催場所に特別会場を設けてVR視聴体験を提供するだけだったが、今回は制限のない無料配信を実施する。視聴するには、サムスンGear VRとNextVR appが必要となる。尚、昨年に引き続き、オークモント・カントリークラブでもライブVRが体験できるよう、特別会場が設けられるようだ。
(山下香欧)