株式会社ケイ・オプティコムが2府4県に提供している光ケーブルテレビ「eo光テレビ」サービスのコースが7月1日よりリニューアルし、当該加入者向けに初のVODサービスの提供が開始されることが発表された。

eo光テレビは、地上デジタル、BS/CSデジタルを含め、100チャンネル以上の番組を提供している。ここにきて加入者を含めテレビ視聴のあり方が、“見る最低チャンネル数で低価格”か、“チャンネル数が充実したプレミアム”の二極化がみられるという。ケイ・オプティコムでは、これらの動向に応えられるよう、eo光テレビサービスのコースを一新し、更にモバイルデバイスで屋内外問わずテレビ視聴を楽しめるよう、VODサービス「eoオンデマンド」を同時に開始することになった。

新サービスは2コースで、「スマートベーシック」と「スマートプレミアム」。スマートベーシックは厳選した総合ジャンル編成の50チャンネルが視聴でき、eo光テレビ単体で月額税抜4,800円となる。オンデマンドサービスでは10チャンネルのコンテンツ視聴ができる予定。スマートプレミアムは新たに6チャンネルが追加された84チャンネルと最大CSチャンネルが提供され、eo光テレビ単体で月額税抜6,100円となる。オンデマンドサービスでは、19チャンネルのコンテンツ視聴ができる予定となっている。これら2コース以外にも23チャンネルを提供する「スマートコンパクト」も用意される予定。

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新eo光テレビチューナー。左:TZ-LT400PW 右:TZ-HD600PWT(録画最大約350時間可能なハードディスク500GB内蔵)

新サービスコースに対応する、パナソニック社製の光eoテレビチューナー2機種が新しく提供される。これらセットトップボックスは、Wi-Fiや2番組同時録画ができるトリプルチューナーを搭載している。またeoオンデマンドと番組視聴アプリに対応するため、番組見逃し視聴やモバイルデバイスから屋外でも録画しているテレビ番組をリアルタイムが視聴できる(放送番組によってはモバイルデバイスで観られないものもある)。トリプルチューナーにより同時時間帯の3番組を視聴することができ、1番組をテレビで視聴しながら別番組を録画、そしてスマートフォンでは、また別の番組を観るといったことができるようになる。

(山下香欧)