米Telestream(テレストリーム)社は、9月5日にクオリティコントロール(QC)技術を開発するVidcheck(ビットチェック)社を買収したことを発表した。ビッドチェックはファイルベースのプロダクションフローで、QCを自動化して行えるソリューションを開発している。

ビッドチェックの代表ともいえる「Vidchecker(ビットチェッカー)」は、ファイルベースデジタルビデオの映像と音声の確認と修正を自動で行うWindowsベースのソフトウェア。映像および音声のラウドネス(CALM/EBU R128)も自動で修正を行う。Vidcheckerは、テレストリームのメディア処理プラットフォームVantageと組み合わせることで、Vantageにメディアファイルを取り込む前およびVantageでファイルフォーマットを変換した後で、メディアファイルが納品フォーマットやクオリティに適応しているかを確認する過程を自動化で行える。

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英国の民間放送局ITVでは、ビットチェッカーをQCシステムとして採用しており、またVantageをコアにコンテンツ配信プラットフォームを構築している。ビットチェック社がテレストリーム社傘下になることで、双方のインターフェイスの親和性が向上したワンパスのシステムフローの実現が期待される。

(山下香欧)