Blackmagic Designは、IBC2016開幕に合わせて9月9日、Ultimatte社を買収したことを発表した。

Ultimatteはテレビ、CM、劇場映画の分野にてリアルとバーチャルの見分けがつかないような放送局品質の合成で世界的に知られており、リアルタイムのブルー/グリーンバック除去ハードウェアを作成している。これらの製品は、リポーターやトーク番組のホストなどをバーチャルセットにシームレスに合成可能。過去40年の間、Ultimatteのハードウェア/ソフトウェアは、天気図、株価チャート、その他のグラフィックの前に立つ人々のキーイングを担ってきたという。

Ultimatteは、4:4:4:4イメージ処理を採用しており、マットコントロールを提供。ユーザーは被写体をグリーンバックから正確に切り離すことができ、マット修正機能、間接的/直接的な照明機能、スピル除去ツール、エッジ・アーチファクトのコントロールなどにもすべてリアルタイムで対応している。なお、Ultimatteは1976年に設立され、リアルタイム合成テクノロジーでエミー賞を受賞、さらに映画芸術科学協会から特別功労賞およびオスカーを受賞している。

Blackmagic DesignのCEOグラント・ペティ氏は次のコメントしている。

ペティ氏:Ultimatteのリアルタイムブルー/グリーンバック合成ソリューションは、過去40年に渡り、業界標準となっています。Ultimatteは世界中のほぼすべての主要な放送ネットワークで使用されています。UltimatteとBlackmagic Designを統合できることは大きな喜びです。革新的な製品を作り続けてユーザーの皆様に提供できることはとてもエキサイティングです!