Blackmagic Designは、同社のカラーグレーディングソフトウェア最新版DaVinci Resolve 12.5.2アップデートを発表した。アップデート内容の詳細と無償ダウンロードは、同社Webサイトより。
同アップデートにより、Blackmagic URSA Miniカメラでオペレーティングソフトウェアを使用する際、RAWファイルにエンベッドされた追加メタデータのサポートが可能となった。その他にも、編集やカラーコレクションの際に、新しいメタデータを活用してフッテージの管理、スマートビンの作成、クリップのフィルタリングが行える。また、DaVinci Resolve 12.5.2で作成したファイルには、正確なカラースペースのメタデータ情報が含まれるので、他のソフトウェアアプリケーションでも一貫性のある再生が可能だとしている。
DaVinci Resolve 12.5.2は、LinuxでのFusion Connectサポートを追加した。Fusion Connect機能により、単一のクリップや複数のクリップをタイムラインからFusionへ送信が可能となり、FusionとDaVinci Resolve間のリンクが作成され、Fusionでビジュアルエフェクトを追加、レンダリングすると自動的にDaVinci Resolveのタイムラインに表示される。また、Fusion Connectはバージョニングにも対応可能。ユーザーは1つのショットの異なるバージョンを作成し、DaVinci Resolveのタイムラインで全プログラムと照らし合わせて確認が可能だ。
また、DaVinci Resolve 12.5.2は、分類およびフィルタリングのオプションを追加し、Power Windowも改善され、丸いウィンドウをカスタムカーブに変換する際、不透明性の保持が可能。リモートグレーディング機能を使用するユーザーはローカルグレードをリモートグレードにコピーも行える。同社CEOのグラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:DaVinci Resolveに関して、素晴らしいアイデアがたくさんあります。今回のアップデートで多くの新しい機能をユーザーの皆様に提供できることは非常に光栄です!DaVinci Resolveはユーザーの皆様から愛されており、多くのフィードバックが寄せられています。特に初めてDaVinci Resolveに移行したエディターの方々からの反応が大きいですね。
今回のアップデートは、ユーザーからのフィードバックを反映したものであり、Blackmagic Designのエンジニアたちは、ユーザーの皆様が求める機能を提供するためにこれまで以上に努力を重ねています。世界最高峰の編集およびカラーコレクションソフトウェアを作るという私たちの誓いと努力により、ユーザーの皆様が利益を受けられることを願います。