パナソニック株式会社は、UHDとHDの同時出力に対応した、2/3型レンズマウント搭載の4Kマルチパーパスカメラ「AK-UB300」を2016年11月に発売する。希望小売価格は税抜3,000,000円。
AK-UB300は、4K大判センサーに外付けアダプターなしで2/3型レンズを使用することができ、大判センサー専用に設計した変換レンズで高画質を実現。UHD/HDの同時出力対応により、4K撮影映像とHD撮影映像を目的に合わせて使い分けることが可能。4K映像の任意の位置からHD映像を切り出してHD SDI、IPストリーミング映像として出力可能なクロッピング機能を搭載しており、切り出し位置は三ヵ所まで保存でき、選択操作により瞬時の切り替えが行える。また、フルHD映像でのIPストリーミング出力が可能。同社製コントローラーAWシリーズと接続したシステム構築により、IP経由での遠隔地からカメラコントロールが行え、Webブラウザから設定を行うことが可能だ。
霧の発生時に被写体のコントラストや解像感が低くなることを防ぐ「霧除去機能」を搭載。三段階の除去レベルから選択でき、悪天候時でも画質を損なうことなく運用可能だとしている。その他にも、撮影中の映像に対して色温度の変化を自動で認識しホワイトバランスを調整する機能や、-6dBから+36dBまでのゲインを自動で切り替える機能、フラッシュ発光時に同じフレーム内で明所と暗所に分割される映像を画面全体が明るい映像に補正する「フラッシュバンド補正」を搭載している。