Blackmagic Designは、同社のビジュアルエフェクト/モーショングラフィック・ソフトウェア最新版「Fusion 8.2」の正式版を公開した。以前、パブリックベータ版を公開していたが、今回正式な製品版として公開された。Fusion 8.2およびFusion 8.2 Studioは同社Webサイトより無償でダウンロードが可能。
Fusion 8.2およびFusion 8.2 Studioは、MacとWindowsに加えて、Linuxでも利用可能となった。異なるOSが混在しているスタジオでもFusionのプロジェクトとワークフローを利用でき、PythonやLuaスクリプト言語で既存のパイプラインにFusionを統合がすることが可能だ。
Blackmagic DesignのCEOグラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:Linux対応のFusionのリリースは、ハイエンドのビジュアルエフェクト制作会社に選択肢を与えるという意味で、非常にエキサイティングなことです。Fusionは合成における真の3Dワークスペースを実現している唯一のソフトウェアで、他のソフトウェアから3Dモデルのレンダリングや、ボリューメトリックエフェクトやパーティクルやモーショングラフィックの追加ができます。
最もエキサイティングなのは、Linuxユーザーが本日無料でFusionをダウンロードしていただけるという点ですね。最新のマルチユーザー機能や、無料で無制限のネットワーク・レンダリングが必要なお客様には、Fusion 8.2 Studioをご購入いただき、マルチノードの大規模なレンダーファームを構築することで、追加費用なしで作業効率を向上することができます!