独Foolography(フーログラフィ)がキックスターターに公開した、スマートフォンでキヤノン製とニコン製のデジタル一眼レフカメラ(DSLR)をリモート制御する「Unleashed(アンリーシュ)」を紹介する。アンリーシュはキックスターターで即座に目標資金額を達成している。
DSLRカメラのリモートコントローラーは珍しくないが、ホットシューにマウントしてカメラにケーブル接続するといった、ある程度の大きさを持つデバイスが主流だ。アンリーシュは、そのデバイスの大きさを、DSLR自身でリモートコントロール機能を発するように見えるほど、小さなドングルにした。本体は、カメラボディにあるBluetoothスロットに取り付ける。アンリーシュ自身はバッテリーを持たず、カメラから微電力を供給してもらう。別途に接続設定などを行わず、プラグインプレイで即座にスマートフォンにインストールした専用アプリ(iOS/Android OS対応)からカメラコントロールが可能な設計となっている。
アプリからはシャッターは勿論、録画のオンオフ、露出/露出補正、シャッタースピード、ISO、ホワイトバランスなどの制御が行える。アンリーシュのジオタギングは、専用アプリを搭載しているスマートフォンもしくはBluetooth GPSを認識する。
露出設定に関してはアプリからサムネイル画質で確認を行えるため、プレビューを見ながら微調整が行えるようになっている
インターバル撮影の設定では、日中から夜にかけてシフトする際のスムーズなタイムラプスが行えるよう、露出ランピングが行える。アンリーシュのジオタギングは、専用アプリを搭載しているスマートフォンもしくはBluetooth GPSを認識する。
アンリーシュは現在、ニコン製およびキヤノン製のDSLRとあわせて使用可能。各メーカーのカメラのモデルによってアンリーシュのサイズが異なるほか、限定カメラモデルではケーブルが必要なものがある
商品化したアンリーシュの出荷開始は、来年6月を目標としている。現在、キックスターターから129ユーロ(約14,878円)でプリオーダー可能だ。正式価格は暫定でプリオーダー価格より70ユーロ高くなるようだ。
(山下香欧)