TVストリーミングボックスとして、米国でトップシェアを持つRokuから待望の新モデルが発表された。最高峰モデルは、HDRの色域を持つ映像フォーマットの再生が可能なプレイヤーを実装している。新Rokuシリーズは米国内で10月9日から店頭販売される予定。
10月に発売される新Rokuモデル5種類
Roku 1の後継機として、そのハードウェアも半分サイズへとコンパクト化した「Express」。HDMI系統を持たないアナログテレビに接続するケーブルを付属させた「Express+」がラインアップ。Amazon Fire TV Stickと同様のスティックタイプの「Roku Streaming Stick」も健在で、新型は業界で唯一のデュアルプロセッサーを搭載。
Roku 2はPremiere(およびPremiere+)に名前を変え、他社製品にはない4K60p映像ストリーミング再生が可能なハイエンドTVボックスとなった。Premiere+は加えてHDR対応も可能。SDスロットおよびイーサネットポートを搭載し、さらにリモートコントローラーにヘッドフォンが接続可能なジャックが用意されており、ワイヤレスヘッドセットを用意しなくても手軽にイヤフォンでテレビ視聴が楽しめるようになっている。
クワッドコア搭載のRoku Ultra。USBポートを有し、外部からのメディア再生にも対応している。
シリーズ最高峰のRoku UltraはPremiereの全機能に加え、ドルビーデジタル/プラス方式に対応でき、最大7.1チャンネルのサラウンドで映画コンテンツなどが楽しめる。HDから4Kアップコンバートして4Kテレビに再生する能力を持つ。また面白い機能として、Roku 4が持っていたリモートコントローラーを探す機能も搭載。リモートコントローラーがどこに行ったか分からなくなったとき、Rokuハードウェアのロケーターボタンを押せば、リモートコントローラーがビープ音で場所を知らせるというもの。
Rokuのソフトウェア自身も機能のアップグレードを図り、特に検索機能はリモートコントローラーからの音声認識はもちろん、ユーザーインターフェースから使いやすいものに変わっている。
出演者の情報から、作品をどのサービスから観られるか、金額までそろってリストアップされる。
(山下香欧)