Blackmagic Designの発表によると、監督/プロデューサーおよび脚本家であるジョン・リドリー氏が、現在ロンドンで撮影中のTVミニシリーズ「Guerrilla」を含む複数のテレビや映画プロジェクトの撮影にBlackmagic URSA Mini 4Kデジタルフィルムカメラを使用しているという。

「それでも夜は明ける」の監督/プロデューサーで脚本家であるリドリー氏は、Blackmagic URSA Mini 4Kをプリビズに使用する上で、カメラのユーザーインターフェースが効率的なため、シーンの撮影中に思いついたアイデアを速攻で撮影に反映できるとしている。

リドリー氏:今までプロ仕様の機器の耐久性がありながら、突発的な作業ができるクリエイティブで直感的な機器は、あったとしても非常に数が限られていました。何より、必要になる可能性があるからといってキットを持ち歩くのは避けたかったのです。「ミニ」に重点を置いているBlackmagic URSA Miniのサイズは常に携帯できるので理にかなっていますね。創造性を最大限に活かせる機材でも、必要な時に手元になければ使えないわけですから。

数々のフィルムやテレビで監督を務めてきたリドリー氏は、追加するフッテージの撮影において自らカメラを構えることで知られている。

リドリー氏:Blackmagic URSA Mini 4Kは、利便性と携帯性に優れているので、制作中に私自身が使うための控えのBカメラになっています。メインの映像の撮影を邪魔することなく、自らカメラを持って追加のフッテージを撮影できました。

本来のセカンドユニットで撮影を行うことが、仕事量の関係で非常に高額になる場合に、Blackmagic URSA Mini 4Kを使った撮影は極めて有効なオプションであると分かりました。カメラ操作は私の専門分野ではありませんが、Blackmagic URSA Mini 4Kを使うことで、必要なショットを放送品質で撮影でき、プロジェクトに継ぎ目を感じさせずクリップを挿入できています。

Blackmagic URSA Miniは、有能かつ微調整がしやすいので、強烈な光から微光まで様々な照明状況でベストのイメージを撮影できます。ポスプロにおいても、ユーザーの思うがままにワークフローを基礎的なものにするか、手の込んだものにするか適応させることができます。プリビズで使うためのフッテージを数分で処理したこともありますし、国際的な品質管理に合格できるようにポスプロの複雑なプロセスを踏んだこともあります。いずれの状況においても、満足いく結果を得ています。