ソニーは、APS-Cセンサー搭載のミラーレス一眼カメラの最上位機種として「α6500」を2016年12月2日に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税抜150,000円前後(レンズ別売)。

α6500は、フロントエンドLSIを搭載し、光学式5 軸ボディ内手ブレ補正機能とタッチパネルを追加したレンズ交換式デジタル一眼カメラ。同社独自のAFシステム4Dフォーカスに対応しており、425点全面位相差検出AFセンサーと0.05秒の高速AFシステム機能を搭載。AF/AE追従最高約8コマ/秒のライブビュー連写と、307枚までの高速連写が可能で、Aマウントレンズ装着時の像面位相差検出AFにも対応している。

光学式5軸手ブレ補正機能により、望遠レンズ装着時の角度ブレ(ピッチ/ヨー)、マクロ撮影時のシフトブレ(X軸/Y軸)、手持ちでの動画撮影時の回転ブレ(ロール)などのブレを補正。動画撮影時も5軸で手ブレ補正を行い、手ブレ補正非搭載のEマウントレンズ、マウントアダプターを介して使用するAマウントレンズでも手ブレを補正する。また、手ブレ補正搭載Eマウントレンズ時は、角度ブレ補正をレンズ側で行い、残りの3軸はボディ側で補正を行う。補正効果はライブビュー映像で確認が可能。

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タッチパネルの搭載により、フォーカス位置の選択や移動がタッチ操作で行えるようになったほか、ISO100~51200感度域に対応し、暗所や薄暗い室内での高感度撮影時にも低ノイズ性能で撮影が可能だとしている。画像処理エンジンBIONZ Xや画像処理をサポートするフロントエンドLSIを搭載し、14ビットRAW出力にも対応。

スーパー35mmフォーマットで高解像度4K動画の本体内記録が行え、4K(QFHD:3840×2160)映像に必要な画素数の約2.4倍(6K相当)の情報量を活用して4K映像を出力。記録フォーマットはXAVC Sに対応している。4K30p/24p記録時やフルHD120p記録時は最大100Mbps、フルHD 60p/30p/24p記録時には50Mbps記録が可能。4K動画から約800万画素、フルHD動画から約200万画素の静止画ファイルが作成可能。

S-Log3、S-Log2ガンマを採用し、白とび、黒つぶれを抑えダイナミックレンジ(1300%)で撮影でき、色域はS-Gamut、S-Gamut3、S-Gamut3.Cineに対応。フルHD映像で120fpsのハイスピード撮影も行える。最大5倍までのスローモーションと、最大60倍までのクイックモーション撮影機能を搭載。最大50Mbpsの高画質フルHDで本体内記録が可能。撮影フレームレートは1~120fpsまでの8段階より、記録時のフレームレートは24p/30p/60pからそれぞれ選択可能。

そのほかにも、従来搭載していたマルチパターン測光、中央部重点測光、スポット測光に加え、ハイライト重点測光と画面全体平均測光を追加しているほか、スポット測光は中央固定、フォーカス位置にも連動可能。また別売アクセサリーとして、ボディケース「LCS-EBG」(2016年12月2日発売:希望小売価格税抜9,500円)、アイピースカップ「FDA-EP17」(2017年2月24日発売:希望小売価格税抜1,300円)が用意されている。