株式会社JVCケンウッドは、2016年11月16日から18日の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2016」に出展する（ホール4/No.4608）。
同社ブースでは、メイン展示として、ネットワーク対応商品を活用し、撮影・送出・中継を効率化するリモートプロダクションシステムソリューションを提案。また、HDネットワークカメラや編集用モニターの新商品から、インターカムシステムまで、業務用の各種ソリューションも展示予定だ。詳細は以下の通り。
（以下、プレスリリースより引用）
1．リモートプロダクションシステムソリューション
1）IPスタジオソリューション＆HD中継ソリューション
新商品のHD PTZリモートカメラ「KY-PZ100」システム（11月下旬発売予定）を活用した、IPストリーミングやIPリモートコントロールによるスタジオ収録ソリューションを展示。また、外部のサテライトスタジオとの中継デモンストレーションも行います。2）【参考出品】議会・ホール中継用カメラコントロールソリューション
株式会社JVCケンウッド・公共産業システムから議会カメラコントロールソフトウェアを参考出品します。新たにHDPTZカメラ「KY-PZ100」を組み合わせ、映像オペレーションの効率化を実現する議会・ホール中継用カメラコントロールソリューションとして提案します。3）【参考出品】取材支援ソリューション（日本アイ・ビー・エム株式会社・株式会社朋栄との共同提案）
日本アイ・ビー・エム株式会社の4K/8K映像処理のインフラ及びSoftLayer、株式会社朋栄によるメディア・アセット・マネージメント・システム、当社のIPストリーミングカメラで構成する次世代の取材支援ソリューションを提案します。本システムにより取材現場では撮影されたクリップをタイムリーにビデオサーバーに自動送信が可能となり、局側ではタイムラグ無しにサーバのクリップの編集が可能となります。撮影から送出までの時間の大幅な短縮を可能とするシステムです。4）スポーツ中継ソリューション
スポーツ収録や中継時に、カメラマンが撮影しながらゲームスコアの入力を可能にする「スポーツ中継ソリューション」を提案します。スコア重畳機能を搭載した業務用カメラレコーダー「GY-HM200BB」（受注生産モデル）とネットワークアダプタとの組合せにより、タブレットを使ってゲームスコアの入力を行いながら、生中継のスポーツイベントの収録を想定したデモンストレーションを行います。5）4Kライブビューイングシステム実例展示
北アルプス槍ヶ岳山荘で今夏実際に使用された4Kライブビューイングシステムを展示します。当社グループのAltasens社製4K対応Super35mmイメージセンサーを搭載した4Kカメラモジュールを組み込んだとカメラシステムと伝送システムで構成。夏山のリアルタイムな高精細4K映像を、槍ヶ岳山荘から、約34Ｋｍ離れたテレビ松本本社調整室に送出。さらにHDにコンバートした映像をインターネットでライブ配信を行った事例を紹介します。※展示協力：テレビ松本ケーブルテレビジョン、株式会社NHKアイテック、日本電気株式会社
2．4KHDRシステムソリューション
業務用4Kカメラレコーダー「GY-LS300CH」の当社独自の「J-Log撮影」された映像をグレーディングし、4KHDRリアプロジェクションシステム（参考出品）で再生します。「GY-LS300CH」の持つダイナミックレンジ800%の映像を最大輝度4,500cd/㎡のHDR対応のリアプロジェクションシステムで体験いただきます。
3．【参考出品】「GY-LS300CH」の4K60Pファームウェアアップデート
レンズ交換型のSuper35mmセンサー搭載4Kカメラレコーダー「GY-LS300CH」をファームウェアアップデートにより4K60P出力対応に機能を拡張。Atomos社の「SHOGUN INFERNO」との組合せにより4K放送規格に対応する録画・再生ソリューションとして参考出品します。
4．スタジオやロケ現場で使い勝手よく業務の効率化に貢献する商品
1）放送局向け液晶マルチフォーマットモニター「DT-V」シリーズ
放送局向けの液晶マルチフォーマットモニター「DT-V」シリーズの新商品を展示します。1500：1のコントラスト比のパネルを採用。各種映像モニターと音声モニターを内蔵し、ロケ現場・編集室で使い勝手の良い24型から17型までの4モデルをラインアップします。2）デジタルワイヤレスインターカムシステム「WD-D10」シリーズ
混信の少ない1.9GHz帯DECT準拠方式に対応。子機にはMIL規格をクリアした堅牢ボディーを採用し、コンパクトサイズながら24時間使用可能なバッテリーを標準装備したデジタルワイヤレスインターカムシステム「WD-D10」シリーズを展示します。ロケ現場やコンサート会場などの「運用エリアが広い」「観客で混みあう」といった状況下でも使用しやすいコミュニケーションツールとして提案します。
