Blackmagic Designの発表によると、撮影監督でプロデューサーであるジョーイ・ファメリ氏が、北極圏探索の撮影に複数のBlackmagic Micro Cinema Cameraを使用したという。また、科学、探検、自然、テクノロジー、民生用テクノロジーなどを紹介するWebサイト「Tested」のコンテンツ撮影やカラーグレーディングでも、Blackmagic Micro Cinema Camera、Blackmagic Pocket Cinema Camera、Blackmagic Studio Camera、DaVinci Resolve Studioを使用している。
Testedは「怪しい伝説」で知られるアダム・サヴェッジ氏と、サイトの創設者であるノーマン・チャン氏がユニークなビデオ、Podcastなどを紹介しているWebサイト。
ファメリ氏:Testedはメイカー文化を対象としており、STEM(science:科学、technology:技術、engineering:工学、mathematics:数学)のすべての分野を網羅しています。私はサイトのメインプロデューサーとして、映像コンテンツを担当しています。このサイトで取り扱う映像には、実験の舞台裏映像、特殊FXビデオ、映画セット訪問の様子などがあります。サヴェッジがプロジェクトに取り組む様子を映像で記録するのですが、その内容は時に北極圏の冒険にまで及びます。
Testedチームは、宇宙飛行士クリス・ハドフィールド氏のGenerator Arcticのメンバーとして、北極圏を横断するQuark Expeditionsに招待された。ファメリ氏とチームメンバーはロシア製の砕氷船キャピタン・クレブニコフ号に乗り込み、18日間にわたってグリーンランドおよびカナダ高緯度北極圏を航海した。
ファメリ氏:Blackmagic Micro Cinema Cameraはとても小さいのですが、バッテリーは非常に長持ちします。北極圏を航海しながら、固定カメラとして船や周囲のタイムラプス撮影を行うのに最適でした。何台かを船に取り付け、バッテリーにはカイロをテープで貼り付けて撮影を行いました。その結果、すばらしいタイムラプス撮影に成功しました。ヘリコプターがテイクオフする瞬間や、船がゆっくりと氷を割って進む様子、有名なロシア製砕氷船での生活、果てしなく氷に覆われた景色などです。
先日行った自動運転のデロリアンの撮影では、Blackmagic Micro Cinema Cameraでダッシュカム映像も撮りました。4台のBlackmagic Micro Cinema Cameraを車の中に粘着テープで固定し、運転手、同乗者、ワイドショット、窓の外を撮影しました。正午近くだったので強い日差しと濃い影に対処する必要がありましたが、Blackmagic Micro Cinema Cameraの高い品質とダイナミックレンジのおかげでディテールまで収めることができました。それらの情報はポスプロの段階でDaVinci Resolve Studioを使って引き出すことができました。
ファメリ氏:Blackmagic Pocket Cinema Cameraも2、3年使用しています。リグやハンドヘルドで、撮ってすぐ移動するような使用方法が多いですね。Blackmagic Micro Cinema Cameraと同様のダイナミックレンジが得られますよ。私たちのように移動が多いチームにとっては、携帯性の高さだけでなく、他のカメラで撮った映像とマッチする放送品質のプロフェッショナルな映像を撮れることが必須条件となります。私はENGスタイルの撮影から仕事を始めたのでDSLRを使用したことはありませんが、H.264フッテージは嫌なんです。RAW、ProRes、フィルム・ダイナミックレンジ、カラーグレーディングのすべてを、手頃な費用で実現したいんです。
Blackmagic Micro Cinema CameraとBlackmagic Pocket Cinema Cameraをメインカメラとして所有するファメリ氏は、Tested用のインハウス・ライブスタジオをアップグレードする折にもBlackmagic Design製品を使用した。