Blackmagic Designは、同社のプロフェッショナルモニター/ビデオレコーダーBlackmagic Video Assist 4KのメジャーアップデートBlackmagic Video Assist 2.3を発表した。アップデート内容の詳細と無償ダウンロードは同社Webサイトより。
同アップデートにより、Blackmagic Video Assistの5インチと7インチの両モデルに3D LUTが追加され、Blackmagic Video Assistの5インチモデルはDNxHDおよびDNxHRのサポートが向上。フォルスカラーモニタリング、フォーカスのオプション、新しいスクリーン回転機能が追加となった。
また、両モデルで最大6つの3D LUTがロード可能となり、セットでのビデオのモニタリングに使用できる。6つの3D LUTは常に保存/呼び出しが行え、同機能は5インチのBlackmagic Video Assistモデルと7インチのBlackmagic Video Assist 4Kモデルでサポートされている。
DNxHDおよびDNxHRファイルはMXFフォーマットで収録可能となり、Windowsで起動するAvidシステムとの互換性が向上。また、収録時にDNxHD 220、145、45ビットレート、あるいはDNxHR HQ、SQ、LBフォーマットから選択可能。5インチモデルに追加されるフォルスカラー露出ツールは、特定輝度のカラーレンジをソリッドカラーのオーバーレイでの表示で、イメージ内の様々な領域で露出の設定が可能だ。
フォーカスアシストのオプションを追加し、フォーカスアシストの表示を赤、緑、青、黒、白、または従来のフォーカスピーキング表示から選択可能。さらに、スクリーンの方向もマニュアル・コントロールに対応。スクリーンの自動回転を無効にし、ハンドヘルドのジンバルやカメラとリグを同時に動かすそのほかの機器で、5インチのBlackmagic Video Assistモデルが使用可能となる。Blackmagic Design CEOのグラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:Blackmagic Video Assistは、より良いモニタリング環境と高品質収録を必要とするユーザーにとって最適な製品です。この新しいアップデートは、両モデルにLUTモニタリングの優れた機能を追加し、7インチのBlackmagic Video Assist 4Kモデル搭載のパワフルなハイエンドの機能を、5インチのBlackmagic Video Assist モデルのユーザーも使用できるようにしたものです。495ドルという価格を考慮すると、5インチのBlackmagic Video Assistモデルに搭載された機能の豊富さは驚異的だと思います!