NVIDIAはCES2017にて、ストリーミングボックス「NVIDIA SHIELD」を発表した。昨年CESに発表したファーストジェネレーションモデルと同じく、Tegra X1プロセッサパワーを使う。64bitのCPUと256のNVIDIA Maxwell GPUコアにより、オンラインゲームでも4K/60fpのスムーズなストリーミングパフォーマンスを実現する。
Amazon Videoアプリがプリインストールされており、他にも50種類以上のアプリをインストールして楽しむことができる
ゲームコンテンツもラインアップが拡大し、AAAタイトルが並ぶUbisoftブランドのゲームタイトルが加わった。テレビ番組や映画コンテンツでは、HuluやNetflix、Amazonビデオといった配信サービス経由で4K HDR対応のコンテンツも楽しめる。YouTube 360ビデオ再生もスムーズに行え、コントローラーのジョイスティックを使って360方向を自在に移動できる。Google音声認識(アシスタント)で専用リモコン「Shield Remote」や、ゲームコントローラー「Shield Controller」からコンテンツ検索やコマンドが使えるようになっている。
更にNVIDIAではこの機能を活用し、スマートホームを実現させようとしている。開発中のAIマイクロフォン「NVIDIA SPOT」と組み合わせ、屋内にいる人たちの声を認識しSHIELD経由でたとえば、オーディオ機器の操作や電気のスイッチを入れるといった、家電の制御を行えるようになるという。NVIDIA SPOTは年内に$49.99で発売される予定。
筐体サイズは従来モデルよりも40%小さくなった。OSはAndroid 7.0ベース。モデルにはハードディスク500GBを加えたSHIELD Proの2モデルが揃う。価格は16GBのSHIELDが199.99ドル、SHIELD Proは299.99ドル。出荷は今月末を予定している。
(ザッカメッカ)