Blackmagic Designは、同社の編集/カラーコレクション用ソフトウェア「DaVinci Resolve 12.5」が、Red Hat LinuxおよびCentOSに対応したことを発表した。これにより、Red HatまたはCentoOS 6.8/7.2システムに無償版DaVinci Resolveをダウンロード、もしくは有償版DaVinci Resolve Studioをインストールして使用可能となった。既存のMac/Windowsバージョンと同様に、新しいLinux対応のDaVinci Resolveは同社のウェブサイトから無償でダウンロードが可能。
新バージョンでは、Mac/Windows版と同じ機能が使用でき、さらに複数のGPUを使い、独自に構築したシステムでソフトウェアを使用できるようになった。ユーザーはPCIeが8スロットあるマザーボード、高速プロセッサー、大容量RAM、最大8つのGPUを使用して独自のワークステーションが構築可能。Linuxでは、DaVinci Resolveが2つのGPU、DaVinci Resolve Studioは最大8つのGPUをサポートしている。手始めに低価格の小さなシステムから開始し、より複雑な仕事を受け始めたら、ビデオカードや最大8つのGPUを追加し仕事に見合ったシステムを構築可能で、リアルタイムの性能が優れた独自のスーパーコンピューターを構築し、数十のノードとRAWメディアを使った複雑なカラーグレーディングを行えるとしている。同社CEOのグラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:DaVinci Resolveは、MacとWindowsの両方で大きな成功を収めています。世界各地の制作施設のLinux利用者からDaVinci ResolveおよびDaVinci Resolve StudioのLinux対応を求める声をいただいていましたが、今回そのご希望に応えることができ嬉しく思います。主要なプラットフォームすべてでDaVinci Resolveが使用可能となったことで、使用しているコンピューターの種類を問わずワークフローにDaVinci Resolveを統合できるようになります!