唐門映像投影イメージ。ライトアップとマッピングを切り替えて、唐門の通常の姿と映像+音による演出を対比。桜の精霊たちが唐門に描かれている二匹の鶴へ姿を変え、桜が咲くまでをプロジェクションマッピングで表現
株式会社ネイキッドは、本年大政奉還150周年を迎える、世界遺産であり京都を代表する桜の名所である元離宮二条城にて、20173月24日~4月16日の期間中「二条城桜まつり2017-桜の宴- Directed by NAKED」を開催する。ネイキッドは、同イベントの共同演出並びに、ストーリー性のあるプロジェクションマッピングを一部用いたライトアップによるアート演出・制作を手がけている。
二条城は、例年桜が咲く4月に約26万人の観光客が訪れる観光スポット。文化庁の京都移転の背景にも通じる日本の伝統文化を保全するだけでなく、世界へ発信するという京都のもつミッションにおいても、重要な役割を担う二条城。京都市、二条城のそのミッションを踏まえ、お花見をどのように現代の人たちに楽しんでもらうかをネイキッド代表の村松亮太郎氏が総合演出として、京都市の方々と構想したという。
香雲亭投影イメージ。本物の桜への照明演出と、能の演目「羽衣」の動きを取り入れ、桜の精霊が舞う様子を香雲亭の障子にプロジェクションマッピングにて表現し、池の水面に反射した様も含めて楽しむエリア
日本の伝統芸能である「能」には、京都を舞台にした桜の精霊が登場する演目が数多くあることに着目。能で表現される桜の精霊の物語を歴史ある二条城の空間で表現し、6つのエリアに分けストーリー性のある桜のアートを展開する。能の所作は、喜多流シテ方能楽師 粟谷明生氏協力のもと、撮影した素材をCG化し、プロジェクションマッピングの投影映像として反映する。