パナソニック株式会社は、屋外対応HDインテグレーテッドカメラ「AW-HR140」を2017年6月に発売する。希望小売価格はオープン。

AW-HR140のカメラ部には、1/2.86型フルHD 3MOSセンサーとDSP(Digital Signal Processor)を搭載。高度な映像処理で高感度、高S/N比、高解像度を実現したという。筐体は、IP65の防水・防塵仕様やワイパーの標準搭載、耐重塩害塗装によって海岸や防波堤などの設置環境にも対応する。また、学式の揺れ補正機能OIS(Optical Image Stabilizer)とPan/Tilt機構式振動補正機能を同時に機能させるD.I.S.S.(Dynamic Image Stabilizing System)を搭載しており、自然環境や設置環境によって生じるゆっくりとした大きな揺れと、速くて細かい揺れを同時に抑圧して、揺れの少ない撮影を行うことが可能。

さらに、リモートカメラコントローラーAW-RP120G/RP50からHUB(スイッチングハブ)を経由して最大100台の同カメラのIP制御や、最大5台のリモートカメラコントローラーAW-RP120G/RP50から同カメラ1台のIP制御も可能。PoE++規格対応のネットワーク機器に接続可能な回転台一体型リモートカメラのため、LANケーブル経由での電源供給も行える。屋外設置に対応したSDI出力搭載のリモートカメラが情報カメラとしてはもちろん、スタジアムでの撮影や空港での高画質モニタリングなど幅広い用途での柔軟な運用を実現するとしている。

なお、AW-HR140は2017年4月22日から27日(米国時間)に米国ラスベガスで開催されるNAB2017の同社ブース(セントラルホール/C3607)にて展示中。会場ではD.I.S.S.のデモを実施している。