Blackmagic Designは、25系統SDカードレコーダー「Blackmagic Duplicator 4K」がリアルタイムH.264エンコーディングに対応したことを発表した。今回のアップデートにより、Ultra HDのプログラムから既存のHDテレビやコンピューターと互換性を得られるH.264での収録、もしくは最新の機器がサポートするH.265での収録を選べるようになった。Blackmagic Duplicator 1.1アップデートは、同社Webサイトから無償でダウンロードが可能。
Blackmagic Duplicator 4Kは、ライブイベント直後のコンテンツ販売・提供に最適なSDカードレコーダー。25系統の小型のSDカードレコーダーを単一ラックユニットに搭載して、入手の容易な低価格で高速の標準SDカードに対応。SDカードには、2160p60までのSD/HD/Ultra HDビデオを収録できる。
内蔵H.265エンコーダーを使用することで、1時間のUltra HDプログラムを8GBのSDカードに収録可能。SDカードはラベル付けも容易で再利用可能なため、販売者は売れ残ったカードを再フォーマットして次のイベントで再度利用でき、Blu-rayなどの独自仕様のディスクベースのフォーマットとは異なり、高価で低速のプレーヤーを購入する必要はないとしている。UltraStudio HD Miniの仕様は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- 複数のカードに同時収録可能な25系統のSDカードレコーダー
- リアルタイムH.264 エンコード、もしくはUltra HDの規格であるH.265エンコードテクノロジー
- 12G-SDI入力およびループスルー出力、RS-422コントロール
- コンピューターおよびUltra HDテレビと互換性を持つオープンスタンダード・ファイルフォーマットを使用
- 2160p60までのSD、HD、Ultra HDフォーマットを収録
- 複数のユニットをデイジーチェーン接続することで、無制限の数のカードに収録
- 使い勝手のよいフロントパネルコントロールに、ロック、収録、アペンド、停止、リモートボタンを搭載
- 国際対応110V~240V AC電源内蔵