キヤノンは、業務用フルHDビデオカメラ「XA15」「XA11」を2017年9月22日に発売する。希望小売価格はどちらもオープン。同社オンラインショップの販売予定価格は、XA15(3G-SDI端子搭載)が税別210,800円、XA11(3G-SDI端子搭載なし)が税別166,800円。
XA15/XA11は、広角26.8mmから望遠576mm相当の光学20倍ズームレンズを搭載。5軸(回転軸・水平回転軸・縦回転軸・上下・左右)の手ブレを補正するダイナミックモードを搭載しており、歩きながら撮影する際でも画像の揺れや歪ゆがみを軽減。EFレンズの技術を応用した8枚羽根円形絞りを採用している。また、XA35/XA30では別売だったハンドルユニットHDU-1が同梱されている。
同梱されているハンドルユニット「HDU-1」には、INPUT端子(XLR入力)、赤外ライト、タリーランプ、コールドシュー、ハンドルズームなどが装備されている
記録モードは「高輝度優先」と「Wide DR」を搭載。高輝度優先は、これまで圧縮されて表現できなかった、青空や雲の立体感、水の透明感、金属の光沢感など中高輝度領域の階調性、色再現性、鮮鋭感を向上させ、目で見たような映像表現が可能。高輝度部を滑らかに圧縮するWide DRにより、ダイナミックレンジは600%と、明暗差が激しく白とびが発生しがちな撮影現場でも、白とびを抑えながら色彩の階調性が滑らかな映像を撮影可能。撮影スピードが0.4倍から最大1,200倍速まで選択可能なスロー&ファストモーションを搭載。さらに画面上には、選択した倍率の撮影時間と、再生時間が表示され、倍速撮影の効果を確認できる。
また、ビューファインダー(0.24型、約156万ドット相当)は、上方約45°に調節可能なチルト式を採用。ズームキーはシーソー式を採用し、業務用・ハイアマチュア向けに適したズームの操作感を実現したとしている。
記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードを採用しており、記録方式はAVCHDとMP4の2種類