今夏より国内でも販売されている、FeiyuTech(フェイユーテック)の防水3軸ジンバル「WG2」を紹介する。IP67準拠の防水構造を持ち、水しぶきがかかるサーフボードやカヌーはもちろん、水深0.5mの水中でもカメラと一緒に潜ることが可能(最長5分。ただし海水は除外)。

GoPro HERO4/HERO3+/HERO3(BacPac LCDなし)、YIテクノロジー4K/4K+、SJCAMなど、GoPro HERO5 Blackアクションカメラと同様の形状とサイズのアクションカメラとあわせて使用可能(最大負荷130g)。アタッチメントを付け替えることでGoPro HeroシリーズからGoPro Sessionシリーズに対応する。バンドルされているGoPro4/5 Sessionカメラ用マウントは、手でねじを回して交換できる。

WG2の重さはわずか265g(カメラ除く)で、アクションカメラを足しても350gに満たないため持ち歩いても負担にならないという。標準的な1/4ネジを底面と背面に装備し、垂直から逆向きに、バイクのハンドル、三脚、ヘルメット、車などにマウント可能。

■デモPV

ジンバルの可動角度範囲は、360°のパン・チルト回転および70°のロール角回転(水平保持)。WG2のモード変更は電源ボタンで行う。電源ボタンを2回押すと、パン、チルトモード、3回押すことでカメラヘッドを180°回転させてセルフィー撮影が行える。

ヘッディングシャフトモーターのソフトプロテクションパッドで、移動制限時のカメラへの損傷を防ぐ

■自動ローテーション機能

自動ローテーション機能で、ムービングタイムラプス撮影のように自由な速度でジンバルを回転させながら撮影が可能。電源ボタンを4回押して、ローテーションを開始させる位置でカメラヘッドを任意の方向にあわせて設定し、次にもう1回押して、ローテーションを終わらせる位置にカメラヘッドを持っていく。そのあとで1回ボタンを押せば、ムービングタイムラプス撮影が始まる。今までカメラを固定して1つの視点しか撮れなかったタイムラプス映像が、視点を移動させた広範囲のタイムラプス映像になる。ぐるりと広大な空を見渡すように雲の動きの撮影や、車が多く通る夜景などのシーンの撮影がWG2で実現する。

気になる駆動時間だが、WG2は内蔵リチウム電池で2.5時間、充電はmicroUSB経由で行う(給電しながらの動作は可能だが、この場合の防水性はない)。WG2のFeiyu ONアプリ(iOS/Android)では、リモート操作や設定の調整、タイムラプスのディレーションやファームウェアのアップデートが可能。さらにFeiyuリモコンがオプションで揃う。

WG2は、量販店やオンラインショップで購入可能。標準セットのほか、オプションのリモコンやミニ三脚がバンドルされたパッケージも提供されている。

(ザッカメッカ)