「LDX 86N」
グラスバレーは、2017年9月15日~19日にオランダ・アムステルダムで開催される放送機器展「IBC 2017」に出展する(ブースNo.1 D11)。
同社ブースでは「Content Your Way」を実現するためのソリューションや、SDI/IPネットワーキング、4K UHD、HDRやWCGなどに対応した製品により、コンテンツが必要とされる場所、デバイス、時間に合わせた制作、コントロール、配信環境などのネットワーキング製品群を紹介する。主な出展内容は下記の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
■ライブプロダクション-Better than being there
[LDX 86Nカメラシステム/LDX C86Nコンパクトカメラ]
UHD(3840×2160)3CMOSセンサーを搭載したシステムカメラ/コンパクトカメラで、2/3インチB4レンズマウント、HD/3G、HD 3倍速/6倍速、4Kにネイティブ対応、DPMUltraテクノロジーによりHD/3Gモード時には従来と同等のパフォーマンスを実現。SMPTE ST 2084(PQ)とHLGのHDRやITU-R Rec.BT.2020色域(WCG)をサポートし、LDX 86シリーズと同様にSMPTE ST 2022-6/2110IP対応ベースステーションやGV-eLicenseによるソフトウェアアップグレードが利用可能で、Direct IPライセンスによりカメラとベースステーション間をCOTS IPスイッチとIPネットワークで接続したリモートプロダクションにも対応します。LDX C86NコンパクトカメラはシステムカメラLDX 86Nと同一光学ブロックおよびビデオプロセスエンジンを使用することで、コンパクトながらシステムカメラと同等のイメージングパフォーマンスを実現します。[GV Korona K-Frame V-seriesビデオプロダクションスイッチャー]
3RUのコンパクトなフレームに最大3M/E+2VPE(ビデオプロセスエンジン)、20フルキーヤー、2DDPM、32GBイメージストア、RAMレコーダー、32×16 I/O等のパワフルな機能を搭載し、SDQS/2SI両方式の4K制作にも対応。コントロールパネルは1~3M/Eの3タイプをラインナップし、オプションのDPMモジュールによるiDPM(2D/3D DVE)機能の他、IP I/OボードによりSMPTE ST 2022-6、VSF-03/04にも対応予定です。会場ではFocus 75システムカメラ、GV Matrixコンパクトルーティングスイッチャーと組み合わせたバリュープロダクションシステムとしての展示を行います。[K2 Dynoリプレイシステム]
6倍速、4Kに最適化されたK2 Dynoリプレイシステムは、ハイフレームレート映像におけるライブプロダクションにおいても様々なカメラポジションのリプレイを可能にします。最新バージョンの3.8ではProResフォーマットのサポート、事前に設定したルールに基づき、自動で指定フォーマットにエクスポートする機能や、クリップのタイムコード付け替え、アンシラリーデータの付与設定等が搭載されています。■ニュース-Stories as they happen
[Igniteプロダクションオートメーションシステム]
報道や制作の現場において放送に関わる各システムを統合的に制御することが可能なソリューションです。スイッチャーから入力ソースの切り替え、マルチビューワーの映像切り替え、報道システムと連動したプログラムの制御に至るまで、グラスバレーが提供する各システムをオールインワンでコントロールできます。[GV STRATUSビデオプロダクション&コンテンツマネジメントシステム]
報道やスポーツ中継等様々なワークフローで活用できる、フルセットのアプリケーションフレームワークです。編集サーバー内にあるアセット管理が可能で、素材情報、マーカーなどのメタデータの入力が可能です。カメラマン、記者、エディターなど、役割に合わせた使用環境(権限)を構築することもできます。今回のIBC 2017ではモバイルデバイスからPCにいたる各OSをサポートしたWebベースのSTRATUSクライアントサポートや、STRATUSアプリケーションから直接ソーシャルメディアへのパブリッシュやの削除等の制御を可能にしたGV STRATUSバージョン6.0の最新機能に加え、EDIUSの技術を継承したあらゆるファイルフォーマットのインジェスト、ルール設定によるエクスポートを可能にするGVRE Transcoderとのインテグレーションをご覧頂けます。
[EDIUS 9]
圧倒的なリアルタイム編集を誇るEDIUSの最新バージョンEDIUS 9を先行して展示します。“Cloud Ready”をテーマにクラウドサービスと連携した新しい業務用ワークフローの提案をはじめ、Log素材を最大限に活かしたHDRエディティングのさらなる機能拡張と最適化されたエクスポーターを搭載しています。また、最新フォーマットのサポートやUI/UXの向上により、効率的で安定したビデオ編集を実現できます。EDIUS 9は、2017年11月の発売を予定しており、2017年9月1日以降にEDIUS 8を購入されたお客様には、EDIUS 9へのフリーアップグレード権利が与えられます。なお、EDIUSの旧バージョンからEDIUS 9へジャンプアップグレードが可能なパッケージ販売も予定しています。
■コンテンツデリバリー-Connect and Monetize
[iTX On-Demandインテグレ―テッドプレイアウト]
ビデオオンデマンドコンテンツのパッケージ化を効率化するグラスバレーの新しいソリューションです。収録中の映像ファイルから並行して処理することでコンテンツ処理時間を軽減し、ビデオオンデマンド各プラットフォーム向けにワークフローを自動化します。既に収録済みの番組でも、事前にパッケージ化し転送する機能も搭載している為、都度待機時間も軽減できます。インジェストからクオリティコントロール、コンテンツ管理、オーディオ・ビデオプロセッシング、グラフィックスやサブタイトル、オートメーションといったプレイアウトに必要な機能を搭載したiTX Playoutやサードパーティソリューションとも連携が可能です。[iTXIntegrated Playoutインテグレ―テッドプレイアウト]
マルチフォーマット、マルチコーデック対応した最新世代のビデオサーバーiTX Integrated Playoutは、4KやSMPTE ST 2022-6対応のIPインターフェイス搭載モデルをラインナップしています。一つの筐体で4K/HDやIPの入出力設定も可能、また4Kに特化したiTX UHDシステムも発表します。いずれもシステム間におけるインジェスト、アーカイブ、QC、コンテンツ管理、送出制御、グラフィックスやトランスコード等様々な目的に使用できます。■ネットワーキング-Build a Solid Foundation
[GV Matrixマルチビューワー内蔵コンパクトルーティングスイッチャー]
中継車や小規模スタジオなどのフレームサイズに対する要求が厳しいアプリケーション向けのコンパクトルーターで、4RUというサイズながら3G/HD/SD/DVB-ASIの各フォーマットで最大144×144のルーティングが可能。クワイエットオーディオスイッチングやハイブリッドルーティングにも対応し、マルチビューワー内蔵型を含む4機種をラインナップしています。[GV NodeリアルタイムIPプロセッシング&ルーティングプラットフォーム]
リアルタイムのIPプロセッシングとルーティングが可能なSDIとIP SMPTE ST 2022-6/2110双方のブランキングスイッチおよびクワイエットオーディオスイッチングに対応した次世代ルーティングプラットフォームです。1ノードあたりベースバンドとIPの双方で144×144ビデオと2304×2304オーディオをサポートし、ノードを増設することでスケーラブルに拡張することが可能です。モジュラー構成によりIP I/O、SDI I/O、マルチビューワーモジュールを実装可能で、Densitéシリーズの各種プロセッシングモジュールもサポートしています。[GV Convergent IPルーターコントロール&コンフィグレーションシステム]
COTS IPスイッチとの組み合わせによるIPルーティングに対応した新世代のルーターコントロールシステムで、SDIルーティングスイッチャーのコントロールパネルを使用してIPとSDI双方のルーティングを可能にします。GV Node、COTS IPスイッチ、SDIルーティングスイッチャーやIPG-3901 IP/SDIゲートウェイを包括制御し、SDI/IPハイブリッド運用を可能にします。[Cisco IPファブリック]
グラスバレーではブロードキャストデータセンターの重要な構成要素であるIPファブリック部分のパートナーとしてシスコ社とパートナーシップを結び、IPスイッチを含むシステムソリューションとしてお客様へお届けしております。コンサルティングから販売、設置調整、トレーニング、サポートまでの一貫体制でお客様のIP化をサポートします。
期間中、弊社各製品担当者が以下のカンファレンスにスピーカーとして登壇します。
9月16日10:25-11:10(E102)
■Mike Cronk
コアテクノロジー担当バイスプレジデント/AIMSチェアマン
Efficient and Profitable Operations from the IT/IP Revolution9月15日15:30-15:50
9月16日10:00-10:20
9月18日17:00-17:20(E106)
■Mike Cronk
コアテクノロジー担当バイスプレジデント/AIMSチェアマン
Methodology for integrating specialty cameras within IP Infrastructures using SMPTE ST 2110