AJA Video Systems社は、Thunderbolt 3に対応したキャプチャ/出力デバイス「Io 4K Plus」を2017年10月21日に発売する。価格は税別350,000円。
Io 4K Plusは、キャプチャと出力を行うハードウェア製品で、AJA製品としては初めてThunderbolt 3に対応。12G/6G/3G/1.5G-SDIやHDMI 2.0を含むI/O接続に対応しており、4K/Ultra HDデバイスとの互換性も確保している。
AJAが提供しているMac/PC向けドライバとアプリケーションプラグインを使うことで、Io 4K PlusとAdobe Premiere Pro、Apple FCP X、Avid MediaComposerなどの主要な制作ツールを統合させることができる。
AJAが提供する変換テクノロジーにより、4K/Ultra HDからHDへのリアルタイムスケーリングが可能となり、HDモニタリングや出力が容易に行える。Io 4K Plusには追加のThunderbolt 3ポートが搭載されているため、柔軟性の高いデイジーチェーン接続にも対応しているという。主な機能は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- Thunderbolt 3経由での4K/Ultra HDおよびHD/SDのキャプチャと再生
- 既存のThunderboltホストとの下位互換性
- 12G/6G/3G/1.5G-SDIとHDMI 2.0の入出力は、最大60p/4:2:2のハイフレームレート(HFR)で4K/Ultra HD/2K/HD/SDに対応
- 4K/Ultra HDから2K/HDへのリアルタイム・ダウンコンバージョン
- 12G-SDIまたはHDMI 2.0経由で、8/10/12 bitの4:2:2/4:4:4ワークフローに対応
- 2つのThunderbolt 3ポートにより、最大6台のThunderboltデバイスをデイジーチェーン接続可能
- 16チャンネルSDIエンベデッドオーディオ
- 8チャンネルHDMIエンベデッドオーディオ
- 8チャンネルアナログオーディオ(XLRブレークアウトケーブル経由)
- ダウンストリームキーヤー
- バッテリーまたはACアダプターに対応する標準的なXLR 12V電源
- Adobe Premiere Pro、Apple FCP X、Avid Media Composer、FilmLight製品を含むクリエイティブアプリケーションとAJA Control Roomなどとの互換性を確保
- 3年間の国際保証付き
AJA Video Systems社、社長のNick Rashby氏は次のように述べている。
Nick Rashby氏:厳しい納期と技術の変化によって、ポストプロダクションのワークフローはさらに複雑化しました。Thunderbolt 3に対応したIo 4K Plusは、高解像度、ハイフレームレートに移行することによって生じる複雑さを軽減し、1本のケーブルで簡単に入出力させられます。