AOI TYO Holdings株式会社は、アジア市場における事業の拡大を目的に、SPIRAL VENTURES ASIA FUND I「アジア事業創造ファンド1号」に対して500万USドルを出資したことを発表した。

運用会社のSpiral Ventures Pte. Ltd.は、2013年2月の設立以降、東南アジアを拠点にシンガポール金融管理局(MONETARY AUTHORITY OF SINGAPORE)よりREGISTERED FUND MANAGEMENT COMPANY(ファンド運用会社)のライセンスを取得するなど、厳しいリスクマネジメント、コンプライアンス遵守の中で投資活動を行っている。高い経済成長率目標を掲げる東南アジアやインドの、アーリーからグロースステージの新興企業を主な投資対象とし、経営アドバイスのほか、日本企業とのビジネスマッチング機会の提供や、日本での事業展開および事業立ち上げを支援するなど、投資先の企業価値向上を目指しているという。

AOI TYO Holdingsは、本出資をソリューション事業および海外事業の成長戦略のひとつとして位置付けており、成長可能性の高いアジアのベンチャー企業と早期の段階で関係性を築き、投資先との協業体制を構築することにより、さらなる海外市場の拡大を目指すとしている。また、その過程においてAOI TYO Holdingsグループが持つ広告・映像制作分野のノウハウを活かした事業展開も見込んでいるとのこと。

※ソリューション事業:国内広告映像制作で培った技術、知見、リソースを活用し、VR/AR/MRを含むあらゆるコンテンツ制作のほか、データの収集・分析、データ分析を反映させたストーリーの設計を行い、顧客の問題解決のための施策を提供する事業