株式会社アイ・ディ・ケイは、文教、企業、電設市場向けに多くの導入実績をもつデジタルマルチスイッチャの新機種として「MSD-62シリーズ(MSD-6203/MSD-6204/MSD-6206/MSD-6208)」を2018年4月に発売する。希望小売価格は以下の通り。
型番 | 入出力数 | 標準価格(税別) | |
MSD-62シリーズ一覧 | MSD-6203 | 8入力3出力 | 700,000円 |
MSD-6204 | 8入力4出力 | 850,000円 | |
MSD-6206 | 8入力6出力 | 1,110,000円 | |
MSD-6208 | 8入力8出力 | 1,370,000円 |
MSD-62シリーズは、EIA 2Uラックサイズで、3出力から最大8出力まで対応。同社デジタルマルチスイッチャの特長である映像・音声のスイッチングやプロジェクターの電源制御、電動スクリーンのコントロール機能を備えながら、新たな特長としてHDMI壁コンセントや、フロアコンセントから直接接続可能なHDBaseT入力を2系統装備。各出力にもプロジェクター等の表示機器までのビデオ延長用にHDBaseT出力を備えており、最大で150mまでHDMI信号を延長可能(HDMI/HDBaseT切換使用)。
また、MSD-62シリーズは映像機能モードの切り換えにより、4K解像度の入出力もしくは、HD解像度以下の4画面合成に対応。オプションによりネットワークオーディオ(Dante出力)にも対応する。ネットワークオーディオを使用することで、サンプリング周波数48kHz、64チャンネルの音声を1本のLANケーブルで送信可能。主な特長は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
■映像
- 最大解像度 4K@30
- HDCP 1.4対応
- Cat6 ケーブルで最大150m延長可能(ロングリーチモード使用時)※1
- 動き適応型I/P変換
- スキャンコンバート機能
- アスペクト保持機能
- 疑似シームレス切換※2
- A/D変換出力
- アンチストーム機能
■音声
- 音声A/D、D/A変換機能
- 音声入出力レベル補正機能
- リップシンク機能
- Dante出力(オプション)
■画面合成※3
- 最大4入力映像の4画面合成出力
- ウインドウごとの表示優先順位設定
- ウインドウごとの左右反転
- ウインドウごとの表示ON/OFF設定
■制御入力
- RS-232C、LAN
■制御出力
- 制御コマンド出力機能(プロジェクター制御など)
- PJLink対応
- CECによるシンク機器の電源制御
- コンタクトクロージャ
■その他
- PoH給電機能(HDBaseT入力)
- EDIDエミュレート機能(コピー機能付)
- 全機能設定ブラウザ搭載
- 入力チャンネル自動切換
- 映像音声非連動切換対応
- クロスポイントメモリ機能
- プリセットメモリ機能
- ラストメモリ機能
- コネクションリセット機能
- オペレーションロック機能
※1:ロングリーチモードは、1080p(24bit)以下の解像度に対応しています。
※2:黒フレームを挟んだ疑似シームレス切り換えになります。
※3:4Kフォーマットには対応していません。