写真左から、ライブストリーム用モバイルトランスミッタ「Dejero EnGo」、HEVC対応4チャネルサーバ「Dejero WayPoint」、HEVC対応エンコーダ/トランスミッタ「Dejero PathWay」
株式会社朋栄が国内総販売代理店を務めるカナダDejero Labs Inc.社からH.265/HEVCに対応した各種製品/ソリューションが2018年4月1日より発売される。詳細は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
■H.265/HEVCコーデックに対応したトランスミッターとレシーバーが発売
H.265/HEVCに対応して新たに登場した1Uラックマウントエンコーダー/トランスミッターがDejero PathWayです。PathWayは、中継車内または施設内での運用向けに設計されました。衛星(KuバンドとKaバンド、BGAN)接続用または有線IPネットワーク(LAN/WAN)接続用の2つのイーサネットポートを持ち、携帯接続回線も含め、最大6回線をボンディングして送信できます。送信側のPathWayに対し、受信側となる1Uラックマウントレシーバーが、新製品となるDejero WayPointです。WayPointは、トランスミッターでボンディングされてから送られてくる複数の着信ストリームを受信、デコードし、SDI出力またはMPEG-TSover IPでIP出力することができます。WayPointは4系統の出力が可能です。H.264/AVCとH.265/HEVCのコーデックに対応しており、受信されたデータがどちらのコーデックを使用しているか自動で判別するコーデック自動検出機能を持っています。リダンダント電源とRAIDストレージを内蔵しており、既存の放送設備にシームレスに統合可能です。
■既存のモバイルトランスミッターEnGoはアップデートでH.265/HEVCに対応
4月1日から提供されるアップデートにてH.265/HEVCに対応するのが、モバイルトランスミッターDejero EnGoです。EnGoは、報道、スポーツ、遠隔地でのライブイベントなど、モバイル運用を想定して開発された小型のモバイルトランスミッターです。カメラ後部に取り付け可能なほか、バックパック運用や車載利用にも対応します。撮影された高品質のビデオをエンコードし、複数のIPネットワークをボンディングして送信可能です。アップデートにより、HEVCとAVC(H.264)エンコーディングの両方が利用可能になるため、Dejero最新H.265/HEVC対応製品と、従来のH.264/AVC製品のいずれにもEnGoを活用することができます。アップデートは、年間サポートに加入している場合は無償で提供し(※1)、非加入の場合は有償にて提供されます。(※1)アップデートをオンサイトで実施する場合は、別途作業費が必要になります。
なお、同Dejero社製品は2018年4月9日から12日(米国時間)に米国ラスベガスで開催されるNAB2018のDejeroブース(セントラルホール/C2025)にて展示予定。