Blackmagic Designは、単一のモニターで4系統の完全に独立したSDIビデオソースをモニタリングできる新しいマルチビューア「Blackmagic MultiView 4 HD」を発売開始した。希望小売価格はUS$185(国内:税別21,980円)。
Blackmagic MultiView 4 HDは、完全に独立した4系統のマルチレート3G-SDI入力を搭載しており、既存のSD、HD機器(Level A、Level B)と使用可能。すべての入力系統は自動フレーム再同期機能を搭載しており、同期あるいは非同期のNTSC、PAL、720p、1080i、1080p60fpsなどのビデオフォーマットおよびフレームレートを、あらゆる組み合わせで、同一のディスプレイで同時にモニタリングできる。
Blackmagic MultiView 4 HDを使用することで、複数のモニターや複雑なケーブル配線、追加電源なしで、すべてのビデオソースを確認可能。カメラ、デッキ、スイッチャー、ルーターを接続して、Blackmagic MultiView 4 HDのSDI入力にフィードすることで、1台のHDディスプレイですべてのソースを確認できるという。
HDMIおよび3G-SDI出力を搭載しており、放送用SDIモニターと、低価格の大画面HDMIテレビのどちらも接続可能。また、プラグアンドプレイに対応しているため、ソースを接続すると瞬時に標準の2×2レイアウトで表示される。ミニスイッチを使用すれば、オーディオメーターの使用、出力オーディオの選択、カスタムラベルの作成などが可能だ。
Blackmagic Design CEOのグラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:新製品、Blackmagic MultiView 4 HDは非常にエキサイティングな製品です。オンスクリーンラベル、オーディオメーターなどに対応したプロ仕様のマルチビュー・ソリューションで、これほど低価格の製品はこれまでありませんでした。これは単一のディスプレイ上に、4台の完全に独立した放送用モニターがあるのと同じです!また、様々なフォーマットや異なるフレームレートの映像を単一のスクリーンで同時にモニタリングすることもできる、非常に柔軟な製品です!
(以下、プレスリリースより引用)
■Blackmagic MultiView 4 HDの主な機能
- 4系統までのSDIソースを、SDI/HDMI経由で、単一のHDモニターに表示
- 4系統のマルチレート対応3G-SDI
- あらゆるSD/HD機器および1080p60までのフォーマットと互換
- 自動フレーム再同期機能に対応しており、SD、HDフォーマットの同時表示が可能
- 標準の4分割画面(2×2)、あるいはソロ画面(SOLO)
- 1920×1080の出力解像度サポート
- 90V-240V DC電源。世界各国で使用できる国際ACアダプター同梱
なお、Blackmagic MultiView 4 HDは、2018年4月9日から12日(米国時間)に米国ラスベガスで開催中のNAB2018の同社ブース(サウスホール/SL216)にて展示されている。