AJA Video Systems社は、「KUMO 3232-12G」と「KUMO 1616-12G」2種類の12G-SDIルーターを発表した。KUMO 3232-12Gは2018年7月、KUMO 1616-12Gは2018年6月に発売開始予定。希望小売価格はKUMO 3232-12Gが税別563,000円、KUMO 1616-12Gが税別352,000円。
KUMO 3232-12Gには12G-SDIの入力と出力がそれぞれ32系統ずつ、KUMO 1616-12Gには16系統ずつ搭載されている。放送局、プロダクション、Pro A/V業界の環境向けに設計された同ルーターは、SDIで4K/UltraHDを伝送する際のケーブルを減らし、高解像度フォーマットやハイフレームレート(HFR 、Deep Colorフォーマットに対応。ネットワークベースもしくは物理的なコントロールで制御することが可能。AJAのSDIルーターKUMO 3232とKUMO 1616と同様にコンパクトな形状となっている。また、AJAのeMini-SetupソフトウェアからIPアドレスを設定するための新しいUSBポートも追加される。12G-SDI対応の新モデルは、マルチポートギャング(複数ポートを連動した)ルーティングにより、8Kに対応することも可能だとしている。主な機能は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- 最大4K/UltraHD 60pに対応する12G-SDI入出力
- 2RU(3232)と1RU(1616)のコンパクトなフォームファクターで持ち運びも可能
- 4K/UltraHD信号のルーティングを合理化するシングルケーブル対応
- 冗長電源オプション
- ルーターごとに最大8つのSalvo(一斉操作)設定と保存が可能
- 自動リクロッキングSDIレート
- 270Mbps/1.483/1.485/2.967/2.970/5.934/5.940/11.868/11.880Gbps
- KUMO CP/CP2に対応(スタンドアロンまたはネットワーク接続でKUMOを制御するハードウェア製品)
- ルーターのIPアドレス設定とネットワークの初期設定を簡素化するUSBポート
- 標準のウェブブラウザ上でリモート操作をするための組み込みウェブサーバー
- 5年間の製品保証