AJA Video Systems社は5種類のopenGear互換のラックマウント用ビデオ・オーディオカードの新製品を発表した。2018年4月から順次発売予定。ラインナップと発売日、希望小売価格は以下の通り。
- OG-3G-AMA:税別112,000円(2018年4月発売予定)
- OG-UDC:税別98,000円(2018年5月発売予定)
- OG-4K2HD:税別112,000円(2018年7 月発売予定)
- OG-Hi5-4K-Plus:税別84,000円(2018年第 3 四半期発売予定)
- OG-HA5-4K:税別84,000円(2018年第 3 四半期発売予定)
新しいビデオ・オーディオカードは Ross Video社のDashBoardソフトウェアに対応し、リモート制御とモニタリングが行なえる。同カードと同時に、AJAは能力が向上した新世代のOG-X openGear互換ラックフレームもNAB2018の同社のブース (サウスホール/ブースNo.SL2505) で展示されている。
AJAのOG-3 2RUフレームを含む、openGear 2RUフレーム互換設計の同カードは、AJAのミニコンバーター製品の信頼性と機能性を高密度なopenGearアーキテクチャーに組み込んでいる。新しいDashBoardソフトウェアはPCまたはローカルネットワーク内のWindows、macOS、Linuxから設定管理、監視、制御が行える。今回発表された新製品の詳細は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
■OG-3G-AMA:3G-SDIアナログオーディオエンベッダー / ディスエンベッダー
8チャンネルアナログオーディオエンベッダー / ディスエンベッダーOG-3G-AMAは、最大1080p60の3G-SDI入出力に対応します。さらに、入力ビデオ規格に対し、自動検出・自動構成が行われます。3-pinターミナルブロックコネクターを使用することで、オーディオ入力または出力機能が実行できるように設定可能です。アナログオーディオレベルとオーディオエンベッド / ディスエンベッドは選択可能です。 3G-SDI入力オーディオを通じて1つのチャンネルペアにエンベッド / ディスエンベッドするか、3-pinターミナルブロックコネクターから入力されるアナログオーディオをエンベッドするか選べます。■OG-UDC:G-SDI アップ、ダウン、クロスコンバーター
OG-UDCは10-bit放送局品質のアップ、ダウン、クロスコンバーターで、HDとSDを出力できます。3G-SDI入出力、HDMI 出力、バランスアナログ出力用の 2つの3-pinターミナルブロックコネクターを備えています。■OG-4K2HD:K/UltraHD-SDI→3G-SDIダウンコンバーター
OG-4K2HDは4系統の3G-SDIを4K/UltraHDとして入力し、ダウンコンバートしたHDを3G-SDIとHDMIから同時に出力が行えます。AJAの高品質なスケーリングにより費用対効果の高いモニタリングと変換が行なえます。3G-SDIとHDMIのライブ出力により、本来の画質のままHD画像をモニタリングやライブ放送として利用できます。4K2HDは、ハイフレームレート(HFR)変換に対応しています。50/60fpsの4K入力を50/60fpsのHDで出力可能です。4K入力を1:1ピクセル画像(等倍)でHDに切り取って表示し、HDディスプレイ上で4Kのフォーカスチェックを行えるように設定することも可能です。■OG-Hi5-4K-Plus:4K/Ultra 3G-SDI→HDMI 2.0コンバーター
OG-Hi5-4K-Plusは、3G-SDIからHDMI 2.0への変換を実現します。HFRに対応し、最大60pの4K/UltraHDが扱えます。HDMI 2.0ディスプレイで、本来の画質に忠実な映像のモニタリングが行える業務用の4K60p対応デバイスです。OG-Hi5-4K-Plusは、HDMI v2.0a/CTA-861.3準拠のHDRメタデータを生成します。この新しいカード製品は、2サンプルインターリーブ(2SI)または4分割(クアドラント)ソースマッピングにより、4Kデバイスやクアッドまたはデュアル3G-SDIからHDMI 2.0ディスプレイへのシンプルな接続を実現します。■OG-HA5-4K:HDMI→4K/Ultra 3G-SDIコンバーター
4系統の3G-SDI出力を備えたOG-HA5-4Kは、HDMIビデオから4K 3G-SDIへの高品質な変換を行います。デジタル一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ、アクションカメラ、プロシューマー向けの4Kビデオカメラをプロビデオ業界のワークフローに統合します。