Avidは、クラウドでニュースワークフローを加速するためのアプリ、サービス、ソリューションを発表した。同イノベーションは、どのようなデバイスでもニュース視聴者を呼び込む重要な機会を捉えるために必要なコラボレーション、アクセシビリティ、配信を最適化するとしている。詳細は以下の通り。

(以下プレスリリースより引用)

■Avid | On Demand:
必要に応じてメディア制作機能を提供するクラウドサービスおよびソリューションプラットフォーム、Avid | On Demandにより、メディア組織は、必要な機能をプロジェクトごとに最適な弾力性をもって、長期間にわたる実装や大規模な設備投資なしで、便利に導入することができます。

■MediaCentral:
MediaCentralプラットフォームは、情報収集とコンテンツ作成からマルチプラットフォーム配信に至るまで、ニュース制作のための最も包括的なエンドトゥエンドのソリューションを提供します。完全にカスタマイズ可能でモジュラー化されたMediaCentralは、あらゆるデバイスでアクセス可能な画期的なクラウドベースのユーザーエクスペリエンスを備えています。ワークフローモジュールとアプリは、幅広いメディアサービスとパートナーコネクタを提供しています。すべてのユーザーは、完全に統合されたワークフロー環境で接続され、すべてのメディアは、オンプレミス、プライベートデータセンター、またはパブリッククラウドを介して統一されたビューで取得可能です。新しいMediaCentralアプリケーションには次のものがあります。

  • MediaCentral | Publish app(提供開始):ジャーナリストとプロデューサーがオンエアコンテンツをウェブサイトやソーシャルメディアプラットフォームの視聴者に配信できるようにします。
  • MediaCentral | Rundown app(提供開始):ストーリーの複製、グループ化、関連付け、ライブニュースショー制作中のモニタ機能の実行を容易にすることで、プロデューサーはランダウンを管理し、ショーを制作できます。
  • MediaCentral | Research app(2018年夏提供開始):ジャーナリストはニュースフィード、ソーシャルメディアなどのニュースコンテンツの取り込みを統合して最新の開発情報を記事に組み込むことで、ニュース収集を簡素化できます。
  • Maestro News app(2018年後半提供開始):MediaCentral | Cloud UXで使用可能な新しいMaestr Newsはどこからでも完全なグラフィックス制作ワークフローへのアクセスを提供します。ジャーナリストはクリップや画像をMediaCentralからMaestr | Newのニュースグラフィックステンプレートに直接ドラッグアンドドロップできます。これにより、リアルタイムのグラフィックス制作を加速します。
  • x.news(2018年夏提供開始):Avid Allianceのパートナーであるx.newsは、MediaCentral SDKを活用して、ソーシャルメディアやニュースティッカーのフィードをモニタリングするためのアプリを統合し、ジャーナリスト、ディレクター、プロデューサーに独自の記事を制作することに役立てます。

■Avid NEXIS® l E5 NL(2018年夏提供開始):
新しいAvid NEXIS | E5 NLは高密度のオンプレミスのニアラインストレージソリューションで、ブロードキャストチームのアーカイブメディアへのアクセスを高速化し、高解像度アセットのプロキシをすばやくブラウズ、検索、選択することができます。この機能により、ニュースサイクルの変化に合わせて理想的なクリップを検索するだけで、大量の高解像度素材を復元する必要がなくなります。 Avid NEXIS | E5 NLで即座に利用可能なプロキシを使用してラフカットシーケンスを作成し、必要なクリップだけをテープデバイスから部分的にリストアすることができます。まだすべての高解像度アセットが復元されていない状態でも、プロキシを使用して放映することも可能です。これにより、ニュースチームは可能な限り最善のストーリーを1秒でも早くオンエアすることができます。

■Avid FastServe | Playout(2018年夏提供開始):
ビデオクリップ、画像、モーショングラフィックス用の新しいファイルベースの再生サーバーであるFastServe | Playoutは、IP I / OとUHD再生の両方をサポートし、IPとSDIの両方を同じ設定で使用できます。 FastServe | PlayoutはMediaCentralベースのニュースワークフローに深く統合されているため、即座にワークフローを改善し、コンテンツをローカルストレージにコピーすることなく、解像度が混在しているメディアをトランスコードすることなくAvid NEXISから直接再生できます。

■Avid | Shared Library On Demand(available second half of 2018):
Avid | On Demandクラウドサービスとソリューションプラットフォームの一部である、Avid | Shared Library On Demandは、ユーザーがMediaCentralプラットフォームを使用してコンテンツを保存、管理、検索が可能なメディアライブラリを提供する強力なクラウドベースのソリューションです。編集者、ログ担当者、ディレクター、プロデューサー、アーカイブ担当者はすべて共通のライブラリーに安全に接続することができます。共通ライブラリーを使用すると、どのデバイスからでもメディアにアクセスできます。

■Avid | AI(2018年後半提供予定):
Avid | AIは、Avid | On Demandクラウドサービス・ソリューション・プラットフォームの一部であり、コンテンツインデックスのための機械学習から、非常に精度の高い顔認識、シーンの検出、音声からテキストへの変換などを含む一連のクラウドサービスを提供します。Avid | AIは、Avidによる開発ツールと、マイクロソフト社のCognitive Servicesからのツールの組み合わせであり、MediaCentralプラットフォーム上に格納されているコンテンツの検索を驚異的なレベルで強化し、圧倒的な柔軟性をもたらします。

■Avid | Transformation(2018年後半提供予定): Avid | Transformationは、 Avid | On Demandクラウドサービス・ソリューション・プラットフォームの一部であり、自動トランスコード、ウォーターマーキング、コンテンツのパッケージ化により、あらゆるプラットフォーム、デバイスに配信するための自動化された一連の変換サービスです。TransformationサービスはAvidおよび、認定パートナーによって開発にされており、ユーザーはニーズと求める価格帯に最適なサービスを柔軟に選択できます。