現地時間5月19日にウィンザー城のセントジョージ礼拝堂で行われたヘンリー王子とメーガン・マークルのロイヤルウェディング。式典には約600名のゲストが、そして城壁内の祝賀会には2,640人が招待された。
英スカイが運営するニュース専門局Sky Newsは、土曜日のニュース番組(Sky News)とSkyOneでの特別番組をUHDで独占中継、そしてライブ配信を行った。
ライブ配信では、モバイルアプリに新しいライブ要素を取り入れた。「Royal Wedding:Who’s Who」は、機械学習(ML)と拡張機能(人工知能AI)を使用し、Aリストの有名人ゲストがチャペルに到着した際、ゲストの顔を適切に識別し、そのゲスト情報をリアルタイムに提供した。
到着が終わったらビデオを見直して、ゲストリストについて詳しく調べられるだけでなく、「Watch Arrival」をクリックすると、そのゲストが到着したシーンを再生することができる
到着するゲストを映していくカメラフィードは、セントジョージチャペルの近くに設置した屋外放送中継車に取り込まれる。車内のAWS Elemental Liveエンコーダーからクラウドへ打ち上げ、AWS(Amazon Web Services)のクラウド・メディアワークフローに取り込み、マルチスクリーン視聴の最適化とキャッチアップ機能を含むオンデマンド動画アセットを生成。そして米GrayMetaデータ分析プラットフォームと米Amazon Rekognitionのビデオと画像解析サービスを組み合わせ、ゲストのリアルタイム識別と関連情報のタグ付けを行っている。
UHDでの報道では、51台の専用カメラをセント・ジョージ礼拝堂、ウィンザー城の敷地、ウィンザーの町の中心部に設置。約27kmのケーブルを敷設し、160名の技術スタッフが敷地内に配置されたという。
このライブ配信のワークフローは、今日から2日間、東京・秋葉原で開催中の「After NAB Show Tokyo」のAWSエレメンタルブースにて紹介される。また23日の17時から開催の同社セッションでも、AWSエレメンタルのプレスリリースでコメントしたゼネラルマネージャーAlex Dunlap氏が登壇し、SkyNewsのライブ配信+MLについて紹介する。
(ザッカメッカ)