4K設備を12G-SDIで構築し、従来のHD設備と同様の運用を実現
ソニービジネスソリューション株式会社の発表によると、讀賣テレビより、新社屋向け4K HDR対応の制作スタジオ設備を受注したという。12G-SDIをベースに構築される関西圏初の4Kライブ制作システムで、新社屋は2019年8月に開局予定。
今回受注したシステムは、従来と比べて入出力を大幅に拡張し、大規模4K制作を可能とする、新開発のマルチフォーマットスイッチャー「XVS-9000」を中心に構成。現在の第2、第3スタジオサブにて実績のあるスイッチャープロセッサーおよびコントロールパネルの二重化運用に対応し、高度な冗長機能を実現するとともに、2式の同時使用により多彩な番組制作も可能としている。
また、ソニー提唱の「SR Live for HDR」に対応することで、4K HDR/HD SDRの同時ライブ映像制作にも対応。新社屋設備の検討にあたり、ソニーのIP伝送やシステム開発への取り組みや実績、更には将来的な発展性について高く評価されたことも採用の決め手となったという。
■主な受注システム機器
- マルチフォーマットスイッチャープロセッサー「XVS-9000」「XVS-7000」
- スイッチャーコントロールパネル「ICP-X7000」
- マルチフォーマットポータブルカメラ「HDC-4300」
- ベースバンドプロセッサーユニット「BPU-4500A」
- HDRプロダクションコンバーターユニット「HDRC-4000」
- 30型4K有機ELマスターモニター「BVM-X300」