Telestreamは、同社のメディア処理ソフトウェアVantageに対応した「G6 Lightspeed Server」を発表した。Vantageシステム向けに特別に設計されたG6 Lightspeed Serverは、前世代の同サーバーより消費電力を40%下げながら、ソフトウェア単体のワークフローに比べ最大10倍に達する処理速度を実現しているという。

G6 Lightspeed Serverは、G5 Lightspeedサーバーの上位機種。14コアIntel Xeon E5-2690V4デュアルCPU、128GBのRAM、Nvidia PascalデュアルGPU、10台までオンボードストレージを拡張可能なドライブベイを搭載。H.264/265エンコーディングの他、スケーリング、デインターレース処理、フレームレートコンバージョン、モーションベクター計算、ビデオフレームを修正したり新たに生成したりするために計算と分析が必要なタスクといった負荷の高いVantageワークフロー内での映像処理もより高速に行えるとしている。

並列ジョブやシングルジョブのトランスコーディング時間を削減しながら、電力消費を大幅に改善。より出力容量が必要とされている時流に際し、G6 Lightspeed Serverは1RUのシャーシに収めることができ、ラックスペース、電力、熱対策を節約可能。Telestream社のプロダクトマネジメント・バイスプレジデント Scott Murray氏は次のようにコメントしている。

同社のG6サーバーは、これまで以上のメディア処理を行うVantageワークフローを可能にします。より高速でより効率化されたサーバーは、費用の削減をもたらします。エネルギーの消費を抑えながら、Vantageユーザー様だけでなくエンドユーザー様にもより高い満足感を提供します。