ソニーは、ハードな使用環境にも耐えうる、堅牢性と防水性、防塵性を備えたSDカード「SF-GシリーズTOUGH(タフ)仕様」を発売する。「SF-G32T」(32GB)、「SF-G64T」(64GB)が2018年10月20日発売、「SF-G128T」(128GB)が11月24日発売。希望小売価格は全てオープン。市場想定価格は32GBモデルが税別14,000円前後、64GBモデルが税別20,000円前後、128GBモデルが税別40,000円前後。
SF-GシリーズTOUGH仕様は、高硬度の材料の使用に加え、カード内部の部品と外装を一体成型したモノリシック構造を採用し、SDカード規格よりも18倍高い曲げ強度と、5mの高さから落下しても破損しない落下耐性を実現。また、リブレス仕様を採用しており、従来のSDカードにおいて破損するリスクのあった端子リブとライトプロテクトスイッチをなくすことで、これらの破損による書き込みトラブルを未然に防ぐとしている。
モノリシック構造の採用により、水や粉塵がSDカードの内部に侵入しない完全密閉を実現。水深5mの防水性能と粉塵も侵入しない防塵性能を達成しており、雨天や水辺での撮影記録だけでなく、砂埃の多い撮影環境でも安心して撮影可能だという。
書き込み速度は最大299MB/s(UHS-II)、読み出し速度は最大300MB/s(UHS-II)。動画撮影のための規格「ビデオスピードクラス」の最上位・V90にも対応している。
同SDカードをパソコンに挿入するたびに、自動的にフラッシュメモリーの状態を診断し、書き換え回数の上限に近づくとそのメッセージを表示するPC用ソフトウェア「SD Scan Utility」を無償ダウンロード提供。撮影中に書き換え回数の上限に達したことによりSDカードが突然書き込みできなくなるトラブルを防止する。さらに、誤って消去した画像データを復旧するPC用ソフトウェア「メモリーカードファイルレスキュー」も無償ダウンロード提供を行う。RAW画像やMOV動画、XAVC S動画などの復旧に対応し、重要な撮影データを守るとしている。