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世界最大のVFX業界団体VESの日本支部「VES Japan Section」が正式に始動した。設立お披露目イベント「2026年 第一回 VES Japan Section イベント 〜VES Japan Section お披露目会+祝・日本アカデミー賞 VFX賞設立〜」が、2026年7月31日(金)に東京工芸大学 中野キャンパスで開催された。

VES会員をはじめとする映像業界関係者らが来場し、日本のVFX業界にとって歴史的な節目となる二つの出来事である「VES日本支部の誕生」と「日本アカデミー賞VFX賞の新設」を共に祝った。

VES Japan Section 設立の背景

VES(Visual Effects Society)は、映画・テレビ・CM・ゲームなどのビジュアルエフェクツ(VFX)に携わるプロフェッショナルが加盟する世界最大の業界団体で、世界の会員数は約5,600名にのぼる。毎年、VFX界を代表する賞である「VESアワード」を主催していることでも知られ、第22回では映画『ゴジラ-1.0』が、第23回では真田広之氏や山崎貴監督が受賞し、話題となった。

2025年に日本国内のVES会員数が50名を超えたことを受け、2026年1月、米国のVES本部は日本支部「VES Japan Section」の設立を正式に認可した。世界で18番目のセクションとなる。その後、12名のBOM(Board of Managers/理事)が選出され、初代セクションChair(会長)には白組の鈴木勝氏が就任した。本イベントが、日本支部の正式なお披露目の場となった。

第一部:VES Japan Section 設立宣言

第一部は、今年2月に米国で開催された「第22回 VESアワード」のオープニングリール上映で幕を開けた。続いて、VES本部会長のキム・デビッドソン氏から寄せられたビデオレターが上映され、日本支部の誕生を歓迎するメッセージが紹介された。

その後、初代セクションChairの鈴木勝氏が登壇し、VES Japan Sectionの設立を宣言した。設立の意義と今後のビジョンを語るとともに、VESの概要や活動内容、会員特典などを紹介し、セクション運営を担う12名のBOMを発表した。

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第二部:日本アカデミー賞「VFX賞」設立

第二部では、2027年3月に開催される第50回日本アカデミー賞から正賞として「VFX賞」が新設されることを記念し、祝賀セッションを実施した。VFX賞の設立は日本のVFX業界にとって長年の悲願だったといい、実現に尽力した関係者8名が登壇し、設立までの経緯や舞台裏を語り合った。

日本アカデミー賞実行委員会委員長の市川南氏からの祝辞も披露された。さらにスペシャルゲストとして、『キングダム 大将軍の帰還』で第48回特別賞を受賞したVFXチームを代表し、VFXスーパーバイザーの小坂一順氏が登壇。受賞作品におけるVFX制作の舞台裏を紹介した。

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©原泰久/集英社 ©2024 映画「キングダム」製作委員会
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VFXスーパーバイザー 小坂一順氏

最後に、VFX-JAPAN事務局長の石橋俊雄氏より日本アカデミー賞協会への入会案内が行われたほか、業界関係者同士の交流の場も設けられた。

開催概要

  • イベント名:2026年 第一回 VES Japan Section イベント
  • 開催日時:2026年7月31日(金)17:00〜21:00
  • 会場:東京工芸大学 中野キャンパス 2号館 地下1階
  • 主催:Visual Effects Society(VES)Japan Section
  • プログラム:第一部 設立宣言、第二部 祝・日本アカデミー賞VFX賞設立、懇親会など

VES Japan Section 役員(BOM)

(以下、敬称略)

  • 鈴木勝
  • 菊池蓮
  • 木下瑠美子
  • ノブタコウイチ
  • 植木孝行
  • 山口聡
  • 竹村英樹
  • 塙芽衣
  • 秋山貴彦
  • 松永孝治
  • オダ イッセイ
  • ジェフリー・デリンジャー

VES(Visual Effects Society)について

VESは、映画・テレビ・アニメーション・ゲームなどのVFXに携わるプロフェッショナルで構成される業界団体だ。世界の会員数は約5,600名、セクション(支部)数は18にのぼり、VFX界を代表する「VESアワード」の開催をはじめ、多彩な活動を行っている。

VES Japan Section 今後の活動

今後も年数回のイベントや上映会(スクリーニング)などを企画・開催し、日本のVFXコミュニティの発展と、日本と海外のクリエイターをつなぐ活動を推進していくという。