グラスバレー株式会社は、Rioの最新バージョンv4.5.3をリリースした。Rio v4.5.3は、Dolby Vision対応などの新機能を多数搭載している。Rio v4.5.3の主な新機能は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • Dolby Vision:Dolby CMUボックスを使用することにより、複数のディスプレイデバイス用にタイムライントリムパスを簡単に作成でき、すべての情報を1つのXMLに保存することが可能になりました。また、Neoパネルから全てのパラメータを制御することで長いタイムラインのプロジェクトでワークフローが高速化されます。
  • 圧縮コーデック:Rioの内部ストレージに新しい圧縮モードを追加しました。VC-2をベースにしたこのコーデックにより、標準の非圧縮モードに加え、2:1から6:1に映像を圧縮して素材を管理することができます。圧縮モードを選択し、映像がストレージに圧縮されると、映像素材は以降のレンダリングにおいて実質的にロスレスとなり、ユーザは選択した同じ圧縮率で追加のメディアを保存できるようになりますので、同じストレージ容量で管理できる素材の時間分は2〜6倍に増加します。
  • Canon V2.2 SDKアップデート:BT.2020 HLGカラースペース・ガンマカーブ・リサイズ・ディベイヤーモード、およびカメラ名の表示が追加されました。

また、これらの主な新機能に加え、Alchemistの速度変換アルゴリズムも更新され、安定性がさらに向上しました。

なお、最新版のRioは、2018年11月14日~16日に幕張メッセにて開催中の「Inter BEE 2018」の同社ブース(ホール3/No.3506)にて展示されている。