キヤノンは、同社の業務用4Kビデオカメラ「XF705」の発売日が2018年11月29日に決まったことを発表した。以前、発売日を2018年11月下旬と発表していたもの。希望小売価格はオープン。同社オンラインショップでの販売予定価格は税別778,000円。

XF705は、同社の業務用ビデオカメラ「XF」シリーズのフラッグシップモデル。L(Luxury)レンズ、1.0型CMOSセンサー、映像処理プラットフォーム「デュアルDIGIC DV 6」により、4K60P 4:2:2 10bit HDR映像が撮影可能。また、従来機種「XF305」に比べ、S/N比が10dB向上。最低被写体照度は1.5luxと、低ノイズ、高感度を実現しているという。

レンズ部には、蛍石と同等の光学性能を持つスーパーUDレンズなどの特殊光学材料を採用。4K(3840×2160)対応の光学性能を実現しながら、焦点距離25.5~382.5mmの光学15倍ズームを実現。専用のワイドアタッチメントWA-U58やテレコンバーターTL-U58との組み合わせによりさらに広い焦点距離をカバー可能。

HLG(Hybrid Log-Gamma)とPQ(Perceptual Quantization)の2つのHDR方式を用途に応じて選択可能。SDカードにHDR映像を記録できるようにするため、画質を維持しながらデータの高圧縮が可能なキヤノン独自の新ビデオフォーマット「XF-HEVC」を開発、搭載している。フルHDでの撮影時、最大120fps(0.2倍)のスローモーション記録に対応。同社の業務用ビデオカメラXFシリーズで初めてCanon Log 3に対応している。