JVCケンウッドブース 360°全天球動画
RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)
今回、4KメモリーカードカメラレコーダーCONNECTED CAMシリーズの第2弾としてGY-HC500シリーズを国内初披露するとともに、映像制作商品のシステムアップにより、取材やスポーツ・イベント撮影などの映像制作を中・小規模かつ省コストで実現するさまざまな撮影・伝送・配信ソリューションを披露した。
CONNECTED CAMシリーズGY-HC500
GY-HC500は1型のCMOSセンサーと新開発の4K対応の20倍レンズを搭載することで、高感度・低ノイズの4K60p映像制作に対応。記録コーデックとしてApple ProRes 422を標準搭載するとともに、別売のSSDメディアアダプターKA-MC100を使用して高速SSDメモリーへの収録に対応する。なお、従来のUSBホスト端子を使った無線LAN、LTEなどのドングルに加えて、内蔵LAN端子、2.4GHz/5GHzのMIMO方式デュアルアンテナ型内蔵無線LANを搭載。また、同時発売の専用SSDメディアアダプターKA-MC100を使用することでSSDメディアへの記録も可能。
CONNECTED CAMシリーズGY-HC550。高い信頼性で安定したデータ送信が可能なクラウドサービス「Zixi」に対応したほか、無線LAN用の2.4GHz/5GHzのMIMO方式デュアルアンテナ型を搭載。MPEG-2コーデックやMXFフォーマットにも対応
CONNECTED CAMのラインナップには今回初登場したGY-HC550とGY-HC500の2機種のほか、上位モデルのGY-HC900がある。GY-HC900は新開発のプラットフォームにより、さまざまなネットワーク環境への接続に対応する各種有線・無線インターフェースの装備に加え、同一回線上で本機からのライブストリーミングを中継しながらスタジオ局からの番組映像と、インカム音声の同時受信を可能にする双方向のライブストリーミング機能を搭載
ライブプロダクションシステムはストリーミング配信を可能にするstreamstar社のstreamstar X seriesおよびSCOREPLUS SERVERを組み合わせたシステムで、複数のPTZカメラをあらかじめ登録した位置にワンクリックで一斉にプリセット移動させるグルーピング機能を新たに追加している。中小規模なスポーツやライブイベントの中継用に最適なシステム。対応機種は現在KY-PZ100/GY-HM250/HM200/HM660/HM850/HC900となっており、同一ネットワーク上のカメラが自動的にリストアップされ、カメラのIPアドレスの入力が必要ないZeroConfig機能を搭載している
CONNECTED CAMならではの中継現場の実運用を想定した効率的なワークフローをデモ。会場左は取材中継現場、右が放送局のスタジオという設定でデモンストレーションが行われていた
IPライブ伝送システムとして、peplink社とのコラボレーションにより商品化したドッカブル型IP伝送中継機「SFE-CAM-VM-LTEA」が参考展示。SFE-CAM-VM-LTEAは複数のLTE回線を束ねて伝送するボンディング技術により信頼性と転送レートを高め、取材現場と放送局間の安定したIP伝送回線を確保する。GY-HC900/HC550/HM850に接続できる