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アストロデザインブース動画
アストロデザインブース 360°全天球動画
RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)
アストロデザインブースレポート
アストロデザインはビデオ機器の測定器からビデオレコーダー、カメラ、ディスプレーなどのメーカーだが、4K/8Kをはじめとして、今まで放送機器メーカーがあまり扱わない最先端のビデオ機器を開発してきた。
今年はブース正面に3台のプロジェクターが並び、新たな挑戦が始まったようだ。このプロジェクターはデルタ電子のグループ会社であるDigital Projection社、デルタ電子、アストロデザインが3社共同で開発したもので、世界初のDLP 8Kプロジェクター「INSIGHT Laser 8K」のラインナップである。
アストロデザインは今年「8Kをさまざまな産業分野に広める」をテーマに、同社がこれまで培ってきた映像技術、リアルタイム高速デジタル信号処理技術をベースに、8K映像を活用した技術を展示していた。
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ブースの左側は共同出展となるデルタ電子のコーナーになっており、3台のプロジェクターを出展。その裏手は8Kシアターになっていてこれらのプロジェクターを使った上映会が行われていた
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DLP 8KプロジェクターINSIGHT Laser 8K。DMD 3-Chip方式を採用したほか高原にレーザーを採用。ダイナミックレンジはHDR(HLG)、色域はBT.2020にも対応可能
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DLPプロジェクターM-Vision Laesr 21000WU。明るさ21,000ルーメンでレゾリューションはWUXGA
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DLPプロジェクターM-Vision Laesr 1100-4K-UHD。明るさは7,500ルーメンでコントラスト比10,000:1。ハイコントラストモデルは、明るさ4,700ルーメンでコントラスト比は18,000:1
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8KカメラとフィッシュアイレンズによるVR映像撮影システム。複数台のカメラを組み合わせて撮影していたVR映像を1台のカメラで実現可能
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視聴はハイエンド向けVRヘッドセットVIVE Proを使用。8K60Pで撮影された全天球画像ファイルを展開しVR画像として利用する
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ディープラーニングによる高画質化。低品質な画像を高画質化する技術の開発で、8K-4K変換で失われた情報を画像の内容に応じて学習させ、2K-8Kの変換時などでよりきれいな変換画像が得られるようにするというもの。画像解析には莫大な演算処理が必要になるため、こうした映像業界向けにTamazone Workstationを開発。このワークステーションはHEVC圧縮・非圧縮素材のキャプチャ、ライブ・カラーグレーディングなどのソリューションにも展開している
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Tamazone Workstationは映像業界向けに独自設計されおりPCIex32インターフェイスやマザーボード上のPCIex16、PCIex8、PCIex4にSDIグラフィックボードやThunderboltカードなどを装着することで、用途に応じたシステムを構築することが可能
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8KビデオサーバーSR-8438。8K60p映像の8時間連続ループ収録と再生を同時に可能なほか、Grass Valley HQX Codecを搭載しており、高画質で長時間の収録を実現している。4KとHDのダウンコンバート映像も同時に出力可能。記録メディアは専用SSDパックを採用
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