さくら映機ブース 360°全天球動画

RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

さくら映機はNHKとの共同開発により、リニアライクな編集作業を行えるノンリニア編集システムを開発したのを皮切りに4Kや8K対応の映像システムを開発している。今回のInterBEEでは8KフルスペックHDR編集に対応した8K Prunusや、4K HDRライブプロダクションシステム4K Prunus LIVE、高品質4K HDRプレーヤーPrunus 4K Playerなどの新製品を出展した。

4K8K衛星放送やケーブルテレビにおける4K放送などでは今後大量なコンテンツを制作していく必要があり、こうした業界におけるパフォーマンスの高いリアルタイム編集システムのソリューションを展開した。

8KフルスペックHDR編集システム8K Prunus。世界初の8K60p 4:2:2 HDR対応のリアルタイム編集システムで、独自のクラスタリング機構で2ストリーム+4テロップが8K HDRでもコマ落ちせず編集可能。さらにリアルタイムで実行可能な高品質カラーコレクションや収録しながらの追っかけ編集など、8Kコンテンツ制作に最適なの編集システム

さくら映機では編集室などで使われる製品が多かったが、今回新製品として出展した4K Prunus LIVEは4K60p HDRの収録・撮って出し・スローリプレイを可能にしたライブプロダクションシステムとなっており、スポーツ中継などで決定的シーンなどをその場でリプレイできるもので、収録中でもボタン一つで瞬時に編集モードにスイッチができ、カラーコレクションやモザイク入れなどの画像加工、そのままハイライト制作まで行えるハイブリッドな仕様となっている。

4K HDRライブプロダクションシステム4K Prunus LIVE。同社の4K Prunusをベースに、プロダクションサーバーとノンリニア編集機をスタンドアローン&ローコストで融合した新しいコンセプトの製品となっている。可変速スロー再生はTバーコントローラーによる操作を実現しているほか、4K60p HDRのリアルタイム編集を実現。デイリーニュース、情報番組、コミュニティチャンネル制作などの現場で、ノンリニア編集機として活用可能。書き出したMXFファイルの一部修正を可能にした部分差し替え機能も搭載している

4K60p(HDR)の収録をしながらリプレイ再生、編集、完プロファイル出力が可能で、ユーザーフレンドリーな専用UIによって、ワンマンオペレーションでも簡単に操作でき、高校野球やイベントなどの小規模な中継現場でも導入可能。さらに収録中でもボタン一つで瞬時に編集モードにスイッチでき、高度なカラーコレクションやモザイク入れなどの画像加工、そのままハイライト制作まで行うことができる

高品質4K HDRプレーヤーPrunus 4K Player。ベースバンド出力による4K60p HDR再生環境をローコストで実現。9ピンリモートコントローラーによるフレーム単位での再生が可能なほか、Synchronizerを使用してDAWシステムと連携することもできる。また、部分修正機能によりMA後の音声トラックの差し替えや、映像の修正が可能で、編集MA間の往復によるトラブルを未然に防止することができる

リアルタイム4K HDR編集システム4K Prunus。出力したMXFファイルの部分修正機能をXAVC Long200にも対応したほか、XAVC Intraでリアルタイム書き出しおよびXAVC Longでも2倍ほどでファイル出力ができ、効率的な作業が可能。また、同社が独自開発した12G-SDIインターフェイスボードにより4K60p HDR画像を完全にモニタリングできるほか、素材の色情報の自動認識やHDR/SDRの切り替えによるサイマル制作など様々なHDR対応機能を装備している

出力は各種HDRフォーマットに対応しており、4K60p HDRでカラーコレクションをかけた状態でも2ストリーム+4テロップのリアルタイム再生が可能。4K60pの追っかけ編集などもサポートしており、編集時のストレスを最小限にし効率的かつ快適な編集環境を提供