小型で強力な薄型モバイルLEDライト「mini10」シリーズ

一押しは、MISONICS社の小型で強力な薄型モバイルLEDライト「mini10」シリーズ。内蔵バッテリー専用の「mini10」、内蔵バッテリーと外部電源兼用の「mini10-A」、外部電源専用の「mini10-D」の3種類をラインナップしている。特にサイズが特長で、最近の大型スマートフォンぐらいの大きさだ。

mini10とmini10-Aは、厚さ約1cmのサムスン製純正リチウムイオンバッテリーを内蔵。薄型・軽量ながら、フル発光の状態で72分の使用が可能。mini10-Aは2つの端子を搭載しており、USBでの充電と外部電源が可能。

色温度は2700K~7200Kに設定可能。mini10とmini10-Aは最大出力10Wだが、mini10-Dは外部電源専用のため15Wと明るくなっている。D-Tapが使えるならば、mini10-Dがお勧めだ。

オムニカラー出力が可能なHIVE LIGHTINGのWASP100-C

HIVE LIGHTINGのLEDライト「WASP100-C」とWASP100の倍の明るさのモデル「ORNET200-C」を展示。いずれもオムニカラーのため、色温度のほかにいろいろな色を発色可能。コントロールは背面のダイヤルや、DMXコントローラーを使ったり、iPadアプリ「Hive SHOT」も使用できる。明るいので、演出などにも使用できそうだ。

ヘッドは、ノーマルのリフレクターとバンドア、フレネルレンズなどさまざまな種類をラインナップしている。また、ヘッドが写真業界でお馴染みのプロフォトブランドのもの。ビューティーディッシュといったストロボアクセサリーも使える。

カメラだけでなくスマホと組み合わせて利用できる「Lume Cube AIR」

ライティングデバイス「LUME CUBE」のコーナーでは、新モデルの「Lume Cube AIR」を展示。前モデルに比べて薄くなっており、30mまでの防水機能が搭載された。非常に小型で明るいので、普通のライトでは設置できない狭い場所で効果的なライティングが可能になっている。

また、ドローンに付けたり、水中での使用も可能。GoProやスマートフォンと組み合わせても使える。カメラマンや照明技師の工夫次第でいろんな用途に使えるだろう。

ATXシリーズの新モデルTokina Cinema 11-20mm T2.9 ATXを展示

CINEMA ATX 11-16mm T3は、トキナーシネマレンズの中でもスーパー35mmサイズのセンサーに適応する発売以来人気の広角レンズ。InterBEEでは、後継機種となるTokina Cinema 11-20mm T2.9 ATXを展示。テレ側を20mmまで伸ばして、PL、EF、マイクロフォーサーズ、Eマウント、Fマウントにも対応するインターチェンジャブルになる。

光学系はスチル用レンズからの流用だが、メカは全部設計し直している。フォーカスの回転角度は300°でこれまでの11-16mmに比べてズーム時の焦点移動もシビアに作り込まれており、像揺れ像飛びも前モデルより改善している。

VISTAシリーズの新モデル105mm T1.5を展示。H6D-100cと組み合わせた展示も

Tokinaビスタビジョンをカバーするシネマレンズ「VISTA」シリーズは、18mmから85mmのほかに105mmを新たに展開。6本のラインナップになる。

別のコーナーでは、PLマウントレンズが使えるALPA PLATON systemとハッセルブラッドのH6D-100cにVISTAの85mmを組み合わせて展示。H6Dは、ビスタビジョンよりも大きな53.4mm×40.0mmのセンサーサイズを16:9にクロップした約53.4mm×30.0mmのエリアで動画撮影が行われる。

そのため、H6Dの動画撮影撮影にVISTAシリーズは対応しないと思われがちだが、一部の85mmT1.5などでは問題なく撮影ができる。VISTAシリーズは、カタログスペック以上のイメージサークルをもったレンズであるとも言えそうだ。