株式会社アイ・ディ・ケイは、AV over IP製品IP-NINJARシリーズの新製品として、SDI入力対応の「NJR-T01SDI」を2019年1月に発売する。希望小売価格は、マルチモードファイバー送信「NJR-T01SDI-MM」が税別240,000円、シングルモードファイバー送信「NJR-T01SDI-SM」が280,000円。
NJR-T01SDI接続例
NJR-T01SDIは、SDI入力信号を光ファイバーケーブルで長距離伝送するAV over IPエンコーダ。SDI入力信号を汎用性のあるHDMI信号に変換出力するため、SDI入力を含むAV over IPシステムを同社のIP-NINJARシリーズとの組み合わせで、シンプルに構築できるとしている。ローカルモニター用出力も備えているため、安価なHDMIモニタでのプレビュー出力や収録も可能。また、SMPTE規格に準拠した3G-SDI、HD-SDIまたはSD-SDI映像信号および音声を光ファイバーケーブルで長距離伝送し、RS-232Cの双方向通信と1Gネットワークの伝送にも対応している。NJR-T01SDIの主な特長は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
■映像
- 最大解像度 1080p
- 3G-SDI / HD-SDI / SD-SDIの入力が可能
- 3G-SDI信号はLevel A/Bに対応
- ローカルモニタ出力
- 実質遅延ゼロの超低レイテンシー伝送
- 使用するSFP+モジュールごとの最大延長距離
マルチモードファイバー(OM3):300m
シングルモードファイバー(OS1):10 km (オプション:40km)■音声
- SDIエンベデッド音声をアナログ音声に出力可能
■通信
- RS-232Cの双方向通信が可能
- LANの伝送が可能
■ネットワーク
- 10 GbEスイッチを使用することで、複数のIP-NINJARシリーズの送信器と受信器を組み合わせた延長・分配・マトリクス切り換え・ビデオウォール
- マルチビュー動作が可能
- NJR-CTB(IP-NINJAR専用コントロールボックス)を使用することで、ネットワーク上の送信器と受信器の制御と設定の一括管理が可能
- IP-NINJARシリーズの送信器と受信器の増設や変更が容易
■その他
- 本体ACアダプタ接続部はロック機構搭載