AJA Video Systems社は、ソフトウェア開発会社のSGO社が同社のハイエンドフィニッシングワークフローソリューションMistika Ultimaに、AJA社のオーディオ&ビデオI/OカードKONA 5を組み込むことを発表した。これにより放送局に対して、簡潔で最適な8K制作環境を提供するとしている。
アジアではすでに8Kのライブ放送用として展開されている新しいMistika Ultima 8Kシステムは、非圧縮フォーマット60pで8KフルUHDに対応可能なリアルタイムフィニッシングワークフローを実現。同システムは、12G-SDI入出力が可能なAJA KONA 5カードが1枚、Mistika Ultimaソフトウェア、HP Z8ワークステーション1台、SGOのストレージソリューション1台、その他の業務水準のハードウェアで構成されている。
SGO社のマネージングディレクターGeoff Mills氏は次のようにコメントしている。
8K制作は複雑で大変な労力を要します。したがって私たちは、お客様が最適な技術を導入できるよう尽力しています。KONA 5はこの要求を満たしており、自然な成り行きとしてMistika Ultima 8Kシステムに採用されました。このカードは耐久性が高く多機能で、4系統の12G-SDI接続端子により配線も最小限にとどめます。AJAの開発チームが実現した、新しい8Kワークフローには驚かされました。私たちのフィニッシングシステムの全ラインアップにKONA 5カードが組み込まれることを心待ちにしています。