平和精機工業株式会社は、ヘッド/三脚システム/ペデスタルシステムの「QDシリーズ」を2019年7月に発売する。QDは「Quality Defined」を表し、同社がこの価格帯の品質を再定義するという意味が込められているという。希望小売価格は全てオープン。
ヘッド&三脚システム
■ラインナップ
- 「QH1」:耐荷重45kgの150mmヘッド単体
- 「QH3」:耐荷重69kgの150mmヘッド単体
- 「QD-10」:大型プロンプターシステムや小型ボックスレンズシステムに適したグランドスプレッダーモデル
- 「QD-10M」:大型プロンプターシステムや小型ボックスレンズシステムに適したミッドスプレッダーモデル
- 「QD-30」:中型ボックスレンズシステムに適したグランドスプレッダーモデル
- 「QD-30M」:中型ボックスレンズシステムに適したミッドスプレッダーモデル
QD-10/QD-30(左)、QD-10M/QD-30M(右)
同社独自のスムーズカウンターバランスシステムにより最後まで一定の力でカウンターバランスの調整が可能。回しやすさを追求した折り畳み式のノブを採用している。カウンターバランスインディケーターでは締め込んだバネの強度を簡単に確認可能。水平位置でティルトをしっかりロックし、カメラシステムの安全を確保。視認しやすいツマミの形状と鍵のマークによって、遠くからでも一目でロック状態が確認できる。
付属のBL-150で150mmのボールヘッドに変換可能。三脚本体上部に大小3つのネジ穴があり、アクセサリーを直接装着できる。新設計のロックツマミは力を入れやすく、しっかりとスピーディーに脚を固定することができるとしている。
ペデスタルシステム
P1000(左)、QD-10PD/QD-30PD(右)
■ラインナップ
- 「P1000」:QH1, QH3に対応したペデスタル
- 「QD-10PD」:QH1とP1000のセットモデル
- 「QD-30PD」:QH3とP1000のセットモデル
ペデスタルシステム「P1000」のフラットベースは、同社のヘッドだけでなく、他社製のヘッドも取り付け可能。オプションアクセサリーを使用することでボールベースへ変換できる。圧力計は注入されている空気の量がひと目で確認できるように設計されている。調節用ドラッグツマミはコラムの昇降動作を好みの設定に調節可能。P1000はガススプリングを内蔵しており、重い機材を載せた状態でもより簡単に、そして安全に高さ調整ができるとしている。
着脱式のケーブルガードを標準装備したφ125mmの高性能大型ダブルホイールキャスターを採用。キャスターはトラックロック機能が付いており、フリー走行、トラックロック走行、ステアリング走行の3パターンのドリーワークが可能。キャスターのロック/ロック解除時の音も静かだという。コラム本体、ハンドル、ドリーの3つにそれぞれ分解でき、スタジオだけでなく中継先へも運びやすいコンパクトな設計となっている。
三脚単体、関連アクセサリー
■ラインナップ
- 「T150B」:150mm三脚単体。アルミパイプ製3段脚
- 「T150C」:150mm三脚単体。カーボンパイプ製3段脚
- 「SP-15B」:T150B/T150C用グランドスプレッダー
- 「KR-15」:P1000用キックリング
- 「BA-100」:P1000用100ボール変換アダプター
- 「BA-150」:P1000用150ボール変換アダプター
- 「PH-15B」:QH1、QH3用伸縮パン棒
- 「PH-15B(L)」:QH1、QH3用伸縮パン棒。左手用
- 「T103C」:T103Bのカーボンパイプ仕様