ブラックマジックデザインは、DaVinci Resolve 16 Studioパブリックベータ4および、DaVinci Resolve 16パブリックベータ4を公開した。同社Webサイトよりダウンロード可能。
エディター向けの機能として、DaVinci Resolveパブリックベータ4では、ビデオモニタリング出力へのRec. 2020のタグ付け、およびFrame.ioの線と長方形の注釈のサポートが追加され、また回転させたクリップのスタビライズが改善された。さらに、Fusionのエフェクトを追加した後に、エディットページでクリップをリサイズする方法が向上し、シネマモードで取り消しを行う際の問題を修正。YouTubeにビデオをアップロードする際に、ビデオの説明文の追加、プライバシーの設定、カテゴリの選択も実行できるようになった。
カラリスト向けの機能では、カラーマネジメントを選択したワークフローでのアルファチャンネルの性能が向上し、データ焼き付けオーバーレイの継続時間が正確に表示されるようになった。また、フレームレートをカスタマイズしたタイムラインでのColorTraceの安定性が向上し、レンダーキャッシュが正確に更新されるようになった。キーフレームのないノード属性のコピー&ペーストの精度が向上した。加えて、クラッシック スタビライザーのインタラクティビティ、Resolve Live使用時のフィルムグレイン、Dolby Visionメタデータ、HDRおよびSDRの同時モニタリングなどの問題を修正した。
Fusionページでは、複数ストロークのペイントの性能、時間的エフェクト、EXRファイルからのマスクの精度、オンスクリーン・ポリゴンコントロールの配置などが改善された。
サウンドエディター向けの機能では、Fairlightページでオーディオクロスフェードが作成できるようになり、EQ、ダイナミクス、プラグイン、チャンネルセットアップのFairlightバスにプリセットが適用可能になった。また、Fairlight Audio Acceleratorを使用時のMacでのAudio Unitプラグインの問題を修正し、使用していないトラックを削除する際の再生およびモニタリングが改善。バスのフォーマットでの変更が適切に反映されるようになり、多数のチャンネルの使用時にオーディオメーターおよびトラックコントロールのレイアウトが改善された。
DaVinci Resolve Studioパブリックベータ4では、Broadcast WAVEファイル、Panasonic AVC-Intra50クリップ、HDRメタデータ、トランジションまたは調整クリップのあるタイムラインのレンダリングの精度、パフォーマンス、安定性も向上した。