株式会社JVCケンウッドと株式会社JVCケンウッド・公共産業システムは、2019年7月22日~23日の2日間、東京・秋葉原のアキバ・スクエアにて「JVCケンウッド ソリューションフェア 2019」を同社グループの総合イベントとして初めて開催する(事前登録制)。

会場では、同社グループが展開する「映像」「音響」「無線」技術を生かしたソリューションを13のテーマのもとに展示。ユーザーの課題解決につながる提案を行うとしている。また、BCP・防災・危機管理への対応やデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組み、イノベーションや感性をテーマとしたセミナーも実施予定。ソリューション展示の主な内容は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

(1)映像活用ソリューション
アセットライトな映像制作・配信・共有・記録などのニーズに対応する、LTE網/クラウド/ネットワークを活用した映像伝送のデモンストレーションを実施します。また、自動車のボディや内装などの工業デザインシーンに向けた、太陽光に近い映像を用いて実際の明るさを忠実に再現する実輝度表示システムを展示。さらに、スポーツ市場における映像活用の導入事例を紹介するほか、8K/e-shiftプロジェクターの試写も行います。

(2)映像セキュリティソリューション
社会的なセキュリティ意識の高まりに向けて、高画質ネットワークカメラを用いたインフラ監視システムや、ネットワークカメラによるモニタリングシステムのラインアップを展示します。

(3)画像解析ソリューション
カメラ映像から人や物体、車両などを解析し、異常や危険をリアルタイムに検知するシステムや、店舗のマーケティングや施設の入退場記録を実現する顔認証システム、車両の入退場チェックを自動化する車両ナンバー認証システムなどを展示します。

(4)空間・音響ソリューション
高音質かつ手軽に設定・運用が可能なフルデジタル会議・議場システムや、ワイヤレス音響システム、ホテル向け音響ソリューションなどを展示。また、立体音響技術への取り組みをデモンストレーションを交えて紹介します。

(5)防災・減災ソリューション
災害リスクマネジメントとしての世界的な防災・減災意識の高まりに向けて、多言語対応の非常・業務放送設備や、放送連動無線システム、避難誘導支援システムなどを展示します。

(6)エンジニアリングソリューション
音と映像のプロフェッショナルとして、お客さまの課題解決にワンストップで貢献するエンジニアリング体制を紹介します。

(7)デジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューション
自動車ユーザーの安全・安心意識の高まりに向けて、通信型ドライブレコーダーによる自動車保険フリート契約者向けテレマティクスサービスへの展開や、ドライバー向けセキュリティサービス、次世代IoT配車システムなどを紹介するほか、開発中のDX新規事業への取り組みを参考展示します。

(8)オートモーティブソリューション
市場で高い評価を得ているドライブレコーダーや、快適なカーライフを実現するAVナビゲーションシステム“彩速ナビ”などのアフターマーケット市場向け製品に加え、当社グループのASK社やシンワ社のOEM向け製品などを展示します。

(9)無線システムソリューション
さまざまな業務用途に向け、無線を活用した屋内位置管理システムや、携帯電話網やWi-Fi®環境を利用し従来のIPトランシーバーと同様の機能をスマートフォンやPCで提供するBoundless PTTサービス、ソフトバンク社に提供したハンディ型業務用IP無線機など、各種無線システムソリューションを展示します。

(10)ヘルスケアソリューション
当社独自の注視点検出技術を活用した視線計測装置「Gazefinder」や、手術室内外の映像情報の一元管理が可能なORカートシステムを展示します。

※Operating Room(手術室)の略

(11)蓄電池ソリューション
突然の停電への備えや電気代の節約、エネルギーの自給自足など、電気を蓄えて有効に活用するため、需要が高まる家庭用蓄電池市場に向けて、工事不要のコンパクトタイプ蓄電池やEVに蓄えた電気を家庭で使うV2Hシステムなどを、ニチコン社との協業により紹介します。

(12)感性ソリューション
ハイレゾ音源により居心地の良いリラックス空間を作り出す空間音響デザイン・ソリューション「KooNe(クーネ)」のデモンストレーション(セミナー会場/時間制)や、五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)の体験やその経験から創られる感性を科学的に検証・可視化する研究チーム「KANSEI Projects Committee」を紹介します。

(13)デザインソリューション
当社グループのJVCケンウッド・デザイン社による、独自のフレームワークにより「価値創造」を実現する共同創造プロセス“Co-creation”と、ユーザーインサイトから実装まで一気通貫したプロセスで価値創造をおこなう”One stop creation”の取り組み事例を紹介します。