キヤノンは、同社の交換レンズ「RFレンズ」の新製品として、広角24mmから望遠240mmまでカバーする高倍率ズームレンズ「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」を2019年9月上旬に発売する。希望小売価格はオープン、同社オンラインショップでの販売予定価格は税別120,000円。
RF24-240mm F4-6.3 IS USMは、広角24mmから望遠240mmまでの焦点距離をカバーする光学10倍ズームを実現。光学ISの制御アルゴリズムの見直しと、カメラ側と協調して高精度にブレを低減する「デュアルセンシングIS」により、シャッタースピード換算で約5段分の高い手ブレ補正効果を実現。室内や夜景といった暗いシーンにおける手持ち撮影でもブレを抑えた撮影が可能だという。
フルサイズセンサー対応の交換レンズとしてキヤノンで初めて「ダイナミックIS」を搭載。動画撮影時、特に広角側で大きな手ブレ補正効果を発揮するという。さらにカメラと協調する「コンビネーションIS」との組み合わせで、より強力な補正効果を実現。ズーム構造に新規設計の繰り出し方式を採用し、滑らかなズーム操作が可能。最短撮影距離0.5m、最大撮影倍率0.26倍を実現。
RFマウントの特長である大口径・ショートバックフォーカスの利点を生かし、レンズ群の後端（カメラ側）に大きなレンズを配置することで、画面の中心部から周辺部まで優れた描写性能を実現しているという。また、フルサイズセンサー対応の高倍率ズームレンズでありながら、小型・軽量設計を追求し、高画質と小型・軽量を両立。「UDレンズ」と「非球面レンズ」の採用により、画像劣化の原因となる諸収差を低減している。
同社独自開発の超音波モーター「ナノUSM」を搭載し、AFの高速化を実現。EOS Rシステムのミラーレスカメラに搭載している各画素が撮像と位相差AFの両方を兼ねる「デュアルピクセルCMOS AF」との組み合わせにより、静止画撮影時における高速・高精度なAFと動画撮影時における滑らかなAFを可能にしているという。
