Maxonは、3Dモデリング、アニメーション、レンダリングソフトウェアソリューション「Cinema 4D Release 21」(以下:R21)を2019年9月3日に発売する。日本国内での価格は発表されていない。

R21のもっとも大きな特長は、すべての機能を持った単一バージョンのCinema 4Dと価格で提供されることだ。ユーザーは、ソフトウェアのグレードを選ぶ必要がなくなり、アップデートされるすべての機能が提供されるメリットが得られる。グローバルオンラインストアから、サブスクリプションを導入してすぐにライセンスのアクティベーションが可能。

新機能ではキャップとベベル・システムが新しくなった。3Dモーショングラフィックの欠かせない3Dロゴの押し出しをすばやく、簡単に、正確にできるように変更された。フォントやテキストの装飾だけではなく、回転、ロフト、スイープなどにも統合される。

R21のCapsとBevels

R21の新しいフィールドフォース・ダイナミクスオブジェクトは、MoGraphツールのモーショングラフィックス・ワークフローを最適化可能。また、新しいMixamoコントロールリグにより、R21のユーザーは読み込んだキャラクターアニメーションをすばやくカスタマイズできるようになり、Cinema 4DでMixamoのアニメーションに対してフレシキブルで強力なワークフローが可能になる。

Cinema 4Dの幅広いレンダリングオプションにより、高速で美しい画像やアニメーションの結果が提供できるとしている。ノイズ除去フィルター・ソリューションのライブラリのIntel Open Image Denoiseが組み込まれたほか、いくつかのノードの追加と、UIの改善によるワークフローのスピードアップを実現する。

©YanGe

Maxon CEOであるDavid McGavran氏は次のようにコメントしている。

「3D for the Real World」は、Maxonのスローガンというだけでなく、市場へのアプローチ方法や製品そのものの開発の王道と言えます。Cinema 4Dは、クリエイティブなプロセスを支援するハイエンドの3Dコンテンツ作成ソリューションとして長い間知られており、これまで最も習得しやすく、使いやすいという評判でしたが、 今日から「導入が最も簡単」ということも付け加えられることでしょう。

R21では、お客様によるCinema 4Dの選択、ダウンロード、購入、ライセンスの管理方法などあらゆる面を見直しました。Cinema 4Dが単一バージョンで提供可能になれば、私たちは1つの素晴らしい3Dソリューションの開発に集中できます。非常に魅力的なサブスクリプション価格設定オプションは、世界中のユーザーが最新の3Dテクノロジに簡単にアクセスできるようになります。