Blackmagic Designは、「Blackmagic RAW Speed Test」を発表した。同社Webサイトから無償でダウンロード可能。
Blackmagic RAW Speed Testは、CPU/GPUの評価ツール。使用中のシステムでフル解像度Blackmagic RAWフレームのデコード速度をテストできる。テスト中、複数のCPUコアおよびGPUが自動的に検出されるので、正確かつ現実的な結果が得られるとしている。このテストを実行する際は、Blackmagic RAW固定ビットレート3:1、5:1、8:1、12:1のいずれかと解像度を選択する。いずれにしても、Blackmagic RAW Speed Testはシステム上で複数の解像度およびフレームレートでテストを実行するが、ユーザーはメインメーターで行うテスト解像度を選択できる。測定は絶えず継続され、ホストコンピューターのストレステストが可能となる。
結果は分かりやすい表形式で表示され、コンピューターが1秒間にデコード可能なフレーム数(fps)を、サポートされている解像度別で確認できる。Blackmagic RAW Speed Testは、現在Macのみ対応。
Blackmagic DesignのCEO グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
コンピューターのパフォーマンス測定ツールとして現在市場に出ているものでは、映画・テレビ業界で必要とされるテストを実行できないと感じました。それらのツールは、業界で実際に行われる処理とずいぶん異なる方法で測定するからです。
そこで私たちは、Blackmagic RAWのデコード速度であれば、実際のコンピューターパフォーマンスをより正確に測定できるだろうと考えました。このデコード処理こそが、編集やカラーコレクション、VFXのレンダリングに使用されるのとまったく同じ処理だからです。