AJA Video Systems社は、IPミニコンバーターレシーバー向けの多数の機能改善を含む、v2.2ファームウェアを発表した。IPR v2.2ファームウェアは、今秋、無償でダウンロード開始予定。
同アップデートにより、IPR-10G2-HDMI/IPR-10G-HDMIでは最大50pまでのUltra HD・ハイフレームレートに対応となり、制作設備における10GigE基盤(インフラ)を最大限に活用可能となる。IP経由で入力される複数のソースビデオ信号を1画面に表示する場合、最適な画質としてはUltraHDレベルの画像忠実性が求められ、対応解像度の拡張により、このようなマルチビューワーを含む監視アプリケーションにメリットをもたらすとしている。
また、IPR-10G2-HDMIおよびIPR-10G2-SDIでのリファレンス入力対応により、IPRコンバーターからのSDI/HDMI出力を出力先ベースバンド環境の同期信号へ固定可能となる。両製品のTri-Level(三値)リファレンス入力はPTPソースとしての機能も兼ね備えており、小規模なネットワーク設定を持つユーザーに手頃な価格のオプションを提供するという。
AJAVideo Systems社の社長Nick Rashby氏は次のようにコメントしている。
お客様である世界中の放送局は、全世界の視聴者に最高品質のコンテンツを配信するために、UltraHD に対応する一流のワークフローソリューションを必要としています。我々は業界標準で最高レベルのソリューションを実現するために、絶えず改良を続けます。当社のIPR HDMIミニコンバーターのアップグレードにより、UltraHD50pといった高解像度かつハイフレームレートのソリューションが正に必要とされる、欧州およびアジア市場からの最も厳しい要求であってもクリアできます。